前回の《　記事　》のつづき・・・・

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「事実蕩減」という蕩減法は原理にはありません
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　2003年に文先生自ら編集して発刊した天聖経は、御言葉のパラダイムシフトが起こった御言葉であることが分かってきました。つまり、これまでの摂理とは全く違った摂理となる、摂理の大転換が起こっていたことが分かってきたのです。

　その一つが、それまで閉ざされてきたお父様とお母様の真実を明らかにする為、天聖経が文先生とお母様の真実を明かす《　告白書　①　➁　　》の役割を持っていたことが分かってきました。それを象徴する言葉として、《　「事実蕩減」　》という言葉が初めて語られました。それが下記です。

天聖経　

罪と蕩減復帰　第四章　

　六　信仰は蕩減法を守っていくこと

　１．信仰と蕩減　

　蕩減復帰は条件復帰ではありません。事実蕩減だということを知らなければなりません。このようなものは原理にはありません。条件蕩減でありながら事実蕩減というようなことは初めて聞くことでしょう。

　　ここで補足しておきますが、

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　　①　「事実蕩減」という言葉を初めて語られた理由は何か。
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　先生はこの時80歳を越えています。先生が生涯の最終段階に入って初めて語られた言葉であるところに、この理由を知る重要な鍵があると思われます。

　この鍵こそ、文先生が最後に成さなければならない摂理になります。この「事実蕩減」という摂理を成す為に、生涯に渡って準備されて来たことが成される摂理です。

　お母様が17歳の時、何も知らない立場で召命されたことも、お母様に、原理教育をしなかったことも、そのお母様に、《　　「アブラハムによるイエスの典型路程」　》や《　妾摂理　》を展開したことも、また、先生が《　神様王権即位式において「死を前倒し」された　》ことも、この「事実蕩減」によって最終的な《　「主管性転倒式」　》が実行段階に入って来た為、初めて天聖経に「事実蕩減」という言葉を残されたと言えるのです。

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　　　➁　「事実蕩減」の最終摂理こそが「主管性転倒式」だった
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　「主管性転倒式」という言葉は天聖経や他の出版物からも調べましたが、「祝福家庭と理想天国(1)」と「み旨と世界　書籍」にそれぞれ一つしかない言葉です。そして、肝心の天聖経には下記のように『（※2）（エバ・お母様は）主管性転倒を必ずしなければなりません。』と語られ、さらに驚くことに、『それをする事によって、（※1）『神様のみ旨と人類の目的が成し遂げられるのです。』と語られていたのです。

　なお、下記の御言葉の「エバ」と「マリヤ」が「お母様」になる根拠については、《　こちら　》をご覧ください。

天聖経　天一国主人の生活　第一章　三　　

　主管性転倒問題は、エバが行った事なので、女性が責任をもたなければなりません。

　それ故に、マリヤ（お母様）が天使長（サタン）も復帰してあげるべきであり、アダム（堕落したアダムの立場に立たれたお父様）も復帰してあげるべきであり、（そのうえで）エバ（お母様）も堕落前のエバに復帰しなければなりません。

　マリヤ（お母様）が、この全てを復帰しなければなりません。ですから女性は（お母様）、主管性を転倒しなければなりません。マリヤは、天使長とアダムとエバ、この三つを復帰するだけでなく、神様の心情迄全て探し立てなければなりません。

それをする事によって、（※1）神様のみ旨と人類の目的が成し遂げられるのです。

　神様が四千年間願ってこられたみ旨と、人類が今後天国を成す事のできる起源が、ここでできるのです。ですから、これが人類の目的点となってきたのであり、神様の目的点となってきました。

アダムとエバが愛を結び、愛を完成すれば、そこから完全なものへの出発がなされるのです。それ故に、（※2）（エバ・お母様は）主管性転倒を必ずしなければなりません。

　上記の（※2）『（エバ・お母様は）主管性転倒を必ずしなければなりません。』と記されているということは、摂理が最終段階に入ってことを言っているのです。つまり、《　お母様はこの主管性転倒式を成す為におられたことを意味し、さらに、この主管性転倒が次のアダムの再創造になります　》。

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　　③　「主管性転倒式」によって・・・
　　　　上記の（※1）『神様のみ旨と人類の目的が成し遂げられるのです』
　　　　　即ち、メシヤの目的は・・「アダムの再創造」　⇒　その後　「エバの再創造」
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真の御父母様の生涯路程7　第一節　二　

　神様がメシヤ（＝先生）を送ったのはアダムを再創造するためです。アダム一人を復帰するために歴史時代において受難の道を歩んできたのです。

《　参考御言葉　》

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真の御父母様の生涯路程10　第三章　一　

　（※3）アダム（＝再臨主の先生）を送って、すなわちアダムを再創造したのちに、彼（＝再臨主の先生）を通してお母様お一人を捜し出そう（＝再創造する）というのです。これが再創造です。

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　　　④　お母様がお父様に対して「主管性転倒」することによって・・・
　　　　　お父様は《　真の相対（お母様）を失い　》
　　　　　　　⇒　《　創造原理の基準をもってお父様自らを審判　》
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　六千年前のアダムは堕落したことを責任転嫁した為、エデンから追放されました。しかし、文先生は、《　お母様が築いた祭壇　》で主管性転倒の責任のすべてを負われたのです。
　そのうえで、先生は「創造原理による審判を自らに課した」のです。そして、その審判こそ、先生自ら死ななければならなかった聖和であったのです。

　従って、お父様は聖和の前に祈られた《　最後の祈り　》において、生命を捧げることをもって総蕩減が完了することを神様にご報告されたのです。

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　　⑤　以上の流れに「事実蕩減」があります
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　　　つまり、六千年前のエバがアダムを主管して堕落したことと同じ環境的要素が天宙的次元で繰り返されたのです。

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　　　⑥　ようやく、アダムの再創造の後・・・エバの再創造が始まります
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　上記の（※3）アダム（＝再臨主の先生）を送って、すなわちアダムを再創造したのちに、彼（＝再臨主の先生）を通してお母様お一人を捜し出そう（＝再創造する）というのです。これが再創造です。

あくまでも、エバの再創造はアダムの再創造が成された後になります。

本日はここまで、
　　次回三回目でこのシリーズが終わりになります。