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　《黙示録13章》
　　　　「二匹の獣を色分けで確認」《㉓2-2》
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（1）「13:1」の解読は《㉓-2-1》をどうぞ。
（2）「13:2－5」の解読は《㉓-2-3》をどうぞ。
（3）「13:6－10」の解読は《㉓-2-4》をどうぞ。

それでは、本日は13：11の解読を考察します。

「海から上がってくる獣＝〔獣A（獣軍団）〕」・・・赤色
「地から上がって来る獣＝〔獣B（お母様）〕」・・・紫色

《　黙示録13章　》

　

13:11 　わたしはまた、（※4）ほかの獣〔獣B（お母様）〕が地（家庭連合）から上って来る（トップに上りつめる）のを見た。それ〔獣B（お母様）〕には（※5）小羊（再臨主）のような角（権威をもった人間）が二つ（二人）あって、龍（サタン）のように物を言った（《誤った三大言説》）。

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（※4）ほかの獣〔獣B（お母様）〕・・・龍（サタン）のように物を言った。

この「ほかの獣」とは「地」から上がってくる獣であり、13:1の「海」から上がってくる獣とは別の獣になる。ここでの「上がってくる」とは組織のトップに昇りつめることを意味している。

　そして、『この「地」とは、（《⑨-1　⑨-2》）から分かるように「家庭連合」のことを意味し、更には、「お母様」のこともあらわしていることが分かっていることから、「ほかの獣が地から上がって来る」とあるのは、お母様が家庭連合のトップに立って全体を主管するようになることを意味している。

　この「ほかの獣」と黙示録 17:3 の「ひとりの女」とは同一のお母様であり、お母様は「十人の王」と「七人の王」である幹部を従えており、「赤い獣」である「龍（サタン）」に乗っていると記されている。補足だが、黙示録 6:4ではお母様が「地上から平和を奪い取る赤い馬」に乗ってあらわれている。

（※5）小羊のような  角が二つ

　これを解く鍵は下記の〔E〕の「平和の主人　血統の主人」にある。

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　　初めに、「角が二つ」の「角」とは

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　「角」は、黙示録 17章 からすると「権威が与えられた人間」をあらわし、「二つ」は「二人の人間」を表しているが、具体的には誰であるかが問題になる。これはお父様に不信していたお母様が近づき、向こうからも近づいてきた、一時だが、相思相愛の二人の人物になる。

　この二人が摂理に登場してから去るまでの言動を知れば、二人は、「お父様の名を思いのままに利用（悪用）する権威」が与えられていたことがはっきりと確認できる。黙示録ではこのような二人のことを「二つの角」の頭に「小羊（再臨主）のような」と表現していることからも理解できる。

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　　「小羊のような角が二つ」とは誰になるのか

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　それでは、その中身を詳しく見てみることにする。この「小羊のような角が二つ」とは一体誰と誰になるのか。幸いに、この答えを引き出す鍵が黙示録に同期している「平和の主人　血統の主人」に語られている。

　下記の「平和の主人 　血統の主人」〔E〕にあるように、お母様をお父様から切り離して幽閉した「二つの大きな力」とは、お父様を聖和に向かわせる環境づくりをした二人である。一人が、お父様から息子以上に愛された金孝律特別補佐官であり、もう一人が、お父様の指示を全く無視する金孝南女史（黙示録2:20にも登場する女預言）である。

　黙示録もこれと同じように、この獣（お母様）についている「二つの角」とは、地上での最終局面になっているハルマゲドンの最後の戦い（黙示録16:16）で、お父様を聖和に至らしめる「七人の王」と「十人の王」を代表した二人の人物のことである。

　実際は〔E〕の前後も読まなければならないのだが、〔E〕によると、この「二つの大きな力」によってお母様が幽閉され、これが理由でお父様が聖和に至ることが記されている。お父様は初めから聖和の危機を知っておられ、遺言の始まりと言われている「平和メッセージ」でも「死」の意味を、ご自身の聖和と重ねられて「死を恐れるものではない」と何度も語られている。

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　下記の「平和の主人 　血統の主人」の御言葉に、水色で注釈を入れている。注釈の文字数が多いために、原文の解釈を越脱しているのではないかと心配する方もおられると思う。しかし、比喩と象徴の注釈なので致し方ない。ご了承ください。心配なお方は、ご自身で原文と読み合せして確認して頂きたい。もし、越脱している所があると思われる場合は、遠慮なくお知らせください。

　なお、注釈を補っている為に、表現が回りくどくなり、読みづらくなってしまう。ご了承いただきたい。

〔E〕

《（3-6）》

『この（※6）二つの大きな力がここ（お父様の頬を下）から押してあげることによって、つぶれたのです。【これが（お父様の頬が）】フーと（息＝所有権を）吐き出して小さくなるのは、この大きな力が（お父様の頬を下から）押してあげたので息が吐き出された（お父様がお母様に所有権を与えた）のですが、【（所有権を与えて）水平になった（ゼロになった）所で、（サタンがそれでもお父様に対して）「どれ、息を吐き出してみなさい！」というのです。（そうすれば、私、お父様は、死ぬ、聖和するしかないのです。）】

（「水平」とは、真の愛を表している。真の愛を「水平」と喩えられるのは、真の愛が水の性質に似ているからである。水は自分がゼロになるまで下に流れていくように、真の愛の性質も自分がゼロになるまで与え尽くす性質を持っていることから、この真の愛の姿を「水平」、即ち、「ゼロ」と言っている。真の愛は他の為に存在して永遠で無限でありながら、他の為にゼロになるという性質を持っていることから「水平」と言っている。）

（この前後の文脈からは、所有権という息を吸った相対であるお母様は、今度は、吐き出さなければならないのにもかかわらず、吐き出さないので、相対であるお父様が所有権という息を吸うことができないということを言っている。その為に「相対であるお母様の為に死ぬのは良い」と言っている。）

　そのように（お父様の頬が）つぶれてしまったら（所有権を吐き出したままでお母様の為に死んだら）、その力（お父様が息を吸うべきであった力、所有権を復帰するばずだった力）はどこに行くのでしょうか。運動の力（摂理の力、原理の力）はどこに行くのでしょうか。（死なんとする者は生きるという）小さな隙間（復活の入り口）でもあって、これが（神様の摂理、原理の力に）引っかかったら（繋がったら）どうなるでしょうか。

　口が、すうっとここ（復活する入り口）から（神様の力が）入ってきます。

（そして、サタンがそれ以上、摂理を妨害する条件がないにもかかわらず）その二つの力がより大きく作用（摂理の力、原理の力を妨害）するので、【（摂理の力、原理の力は）どうなるのでしょうか。】水平（全て吐き出してしまってゼロになってしまった力）が大きな力を補充して永遠に続き得る（お父様が永遠の復活を成すという）理論的体制が発するのです。

　西洋の人たち（第三イスラエルの家庭連合）は皆、このことを知らずに生きています。（獣たちは）自分が最も良いと思って、「私（ほかの獣、お母様）がセンターになり、中心になるのだ」と言います。』

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（※6）二つの大きな力

　

　ここに、「二つの大きな力」と語られた人物とは誰のことか。この時代の緊迫した局面を知る者なら誰でも理解できる人物になる。二人はお母様をお父様から切り離す為に手塩にかけて育てあげ、お母様をサタン圏に幽閉してしまった人物だ。この二人は、子女様を食い荒らしても、お父様の痛々しい涙の心情に砂をかけても、お父様から無条件に保護された金孝律特別補佐官と金孝南女史の二人になる。

　（　参考記事・・・《　訓母は間違った方向に行っている　》　《　清平を収拾するように・・　》　）

　誰もがこのようなお父様の姿を見て、「弱弱しいお父様」「お父様はボケた」と思ってしまったほどだった。お父様は、彼らがお父様をボケ老人として扱うなら、お父様はさらにそのボケを演出して、彼らの術中にはまる道を選択され、獣たちを保護する為に真の愛を発動し続けられた。だから、お母様に与えられた「小羊のような角」とあるように、お母様とこの二人には、いつもお父様の権威がついて回っていると誰もが思うまでになっていた。そして、お父様はご自身の真の愛ゆえに聖和の祭壇に自らあがられ、獣の手によって息を止められて息を引き取られた。しかし、この事実を現家庭連合の誰も知らない。たとえ知っていても、自分たちの欲望の為に知らないことにしているのだ。

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また、参考までに、この様な状況が「平和の主人」に語られている。
黙示録と似た表現になっていることは大変興味深い。

《　（13-1）　》

『・・・自分（お母様）は獣（サタン）に乗って万宇宙、大宇宙を旅行するのです。神様（昼の神様）の頭のてっぺんに上がり、神様（昼の神様）に乗って旅行するのです。

神様（昼の神様）が（※）赤ん坊（日本信徒）たちを連れて（主管して）無形・有形世界の全国の山河を通り過ぎていくことを空想（錯覚、思い違い）することができるのです。

（お母様は現在、妄想の中を旅していることになります。）

それゆえ（だから、お母様が一日も早く妄想から目を覚まして）、圓球ピースカップ（女性の絶対「性」の基準を満たす性殖器になること）です。ピースカップ（争いではなく、愛と平和の絶対「性」の性殖器）になります。

カップとは何のカップですか。真の父母の妻（真の妻）、祖父の妻（真の祖父の妻）のカップ（女性の絶対「性」の基準を満たす性殖器）です。

（今の時代はお母様が）女性時代（絶対「性」を完成させなければならない時代）に違いありません。