《㉑》「底知れぬ所」が開かれるとは・・・悪霊人たちの解放摂理・・・総蕩減が容赦なく中心家庭〔お父様、お母様、子女様(顕進様、国進様、亨進様)〕に襲いかかる
黙示録は人間の責任分担を誰も全うすることができず、それを総蕩減する為に、サタンを中心とする悪霊人たちが容赦なく中心家庭〔黙示録の「海」=お父様、お母様、子女様(顕進様、国進様、亨進様、二世たち)〕に総動員され、血に飢えた獣となって襲いかかる様相が記されているのが黙示録である。
そしてそれは、全ての堕落人間が再臨主に繋がる為に起こる、悪霊人たちの再臨復活現象であり、悪霊人たちが地上の堕落人間を救済する為の復活摂理に、結果的に貢献していることが記しれている。《悪霊人たちの再臨復活現象》
(喜進様、恵進様、興進様、栄進様、考進様、聖進様・・・、供え物となられた。サタンの爪跡が立った顕進様、国進様、亨進様が一つになる日が来る日を待つしかない。)
《㉑》「底知れぬ所」とは・・・「地獄界」
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「底知れぬ所の穴が開かれた」とは、摂理の最終章である、悪霊人達の再臨復活摂理の始まりをあらわしている
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9:1
第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星(サタン)が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所(地獄界)の穴を開くかぎが与えられた。
9:2
そして、この底知れぬ所(地獄界)の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙(再臨主に背を向ける不信仰の霊気)のように立ちのぼり、その(地獄界の)穴の煙で、太陽(再臨主)も空気(家庭連合の霊的基準)も暗くなった。
9:11
彼らは、底知れぬ所(地獄界)の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
11:7
そして、彼らがそのあかしを終えると、底知れぬ所(地獄界)からのぼって来る獣(サタンが憑依している金孝律氏、お母様、金孝南女史)が、彼ら(二本のオリーブの木=顕進様と亨進様、黙示録11:4)と戦って打ち勝ち、彼らを殺す(「第二の死」によって復活させる)。(この聖句こそが悪霊人の再臨復活現象をそのままあらわしている。サタンを中心とする悪霊たちが摂理に貢献している現象。)
17:8
あなたの見た獣(金孝律氏、金孝南女史)は、昔はいたが、今はおらず(リタイヤした)、そして、やがて底知れぬ所(地獄界)から上ってきて(この預言はこれから起こりうるもの。金孝律氏か、または彼に代わるような人物が再び登場する)、ついには滅びに至るものである。
20:1
またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所(地獄界)のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。
20:2
彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、
20:3
そして、底知れぬ所(地獄界)に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。
上記の黙示録を理解する助けとして、原理講論の復活論から、『(3) 楽園以外の霊人たちの再臨復活』と取り上げた。
原理講論 第五章 第二節 (三)
(3) 楽園以外の霊人たちの再臨復活
第三に、悪霊人たちはいかにして再臨復活するのだろうか。マタイ福音書二五章41節に「悪魔とその使たち」という言葉がある。この使いは、正に悪魔の教唆を受けて動く悪霊人体をいうのである。世にいわゆる幽霊という正体不明の霊的存在は、正に、このような悪霊人体をいうのである。ところで、このような悪霊たちも、やはり、再臨して時代的恵沢を受けるようになるのである。しかし、悪霊人たちの業が、みな再臨復活の恵沢を受けられるような結果をもたらすのではない。その業が、結果的に神の罰として、地上人の罪を清算させるような蕩減条件として立てられたときに、初めてその悪霊人たちは、再臨復活の恵沢を受けるようになるのである。それでは、悪霊の業がどんな具合に天を代理して、審判の行使を代理した結果をもたらすのだろうか。
ここに実例を一つ挙げてみることにしよう。復帰摂理の時代的な恵沢によって、家庭的な恵沢圏から種族的な恵沢圏に移行される一人の地上人がいるとしよう。しかし、この人に自分自身、あるいはその祖先が犯したある罪が残っているならば、それに該当するある蕩減条件を立ててその罪を清算しなければ、種族的な恵沢圏に移ることができなくなっている。このとき、天は悪霊人をして、その罪に対する罰として、この地上人に苦痛を与える業をなさしめる。このようなとき、地上人がその悪霊人の与える苦痛を甘受すれば、これを蕩減条件として、彼は家庭的な恵沢圏から種族的な恵沢圏に入ることができるのである。このとき、彼に苦痛を与えた悪霊人も、それに該当する恵沢を受けるようになる。このようにして、復帰摂理は、時代的な恵沢によって、家庭的な恵沢圏から種族的な恵沢圏へ、なお一歩進んで民族的なものから、ついには世界的なものへと、だんだんその恵沢の範囲を広めていくのである。こうして、新しい時代的な恵沢圏に移るごとに、その摂理を担当した人物は、必ずそれ自身とか、あるいはその祖先が犯した罪に対する蕩減条件を立てて、それを清算しなければならないのである。また、このような悪霊の業によって、地上人の蕩減条件を立てさせるとき、そこには次のような二つの方法がある。
第一に、悪霊人をして、直接その地上人に接して悪の業をさせて、その地上人が自ら清算すべき罪に対する蕩減条件を立てていく方法である。
第二には、その悪霊人がある地上人に直接働くのと同じ程度の犯罪を行おうとする、他の地上の悪人に、その悪霊人を再臨させ、この悪人が実体として、その地上人に悪の業をさせることによって、その地上人が自ら清算すべき罪に対する蕩減条件を立てていく方法である。
このようなとき、その地上人が、この悪霊の業を当然のこととして喜んで受け入れれば、彼は自分かあるいはその祖先が犯した罪に対する蕩減条件を立てることができるのであるから、その罪を清算し、新しい時代の恵沢圏内に移ることができるのである。このようになれば、悪霊人の業は、天の代わりに地上人の罪に対する審判の行使をした結果になるのである。それゆえに、その業によって、この悪霊人も、その地上人と同様な恵沢を受け、新しい時代の恵沢圏に入ることができるのである。