（黙示録6章：顕進様を象徴する黒い馬、亨進様を象徴する青白い馬）

　黙示録と現実の一致が一つや二つなら偶然で済まされるが、そうではない。全てのシチュエーションが、登場人物たちの心の様相までもが一致していることに驚きを隠せない。

　私は顕進様が摂理的長子という立場で登場した時、幹部たちの悪を懲らしめる姿に対して私の正義感が働き、英雄のように見えた。

　この雄姿が下記の黙示録〔A〕に記されている。ここから抜き出したのがこれだ。

『2:2　わたしは、あなた（顕進様）のわざと労苦と忍耐とを知っている。また、あなた（顕進様）が、悪い者たち（家庭連合の幹部たち）をゆるしておくことができず、使徒と自称してはいるが、その実、使徒でない者たちをためしてみて、（家庭連合の幹部たちが）にせ者であると見抜いたことも、知っている。』

『2:9　わたしは、あなた（顕進様）の苦難や、貧しさ（孤独さ）を知っている（しかし実際は、あなた（顕進様）は（内的に）富んでいるのだ）。また、ユダヤ人（第三イスラエル選民）と自称してはいるが、その実ユダヤ人（第三イスラエル選民）でなくてサタンの会堂（家庭連合）に属する者たちにそしられていることも、わたし（再臨主）は知っている。』

　その為、偽霊界メッセージの草束事件以降、私の正義感から顕進様を何とかして守りたいと思ってきた。だから、三男派のホームページ、《摂理的葛藤に対する真の視角と理解》を読み、お父様の周辺に何があったのかを必死で知ろうとした。

　その甲斐あって、外観ではあるが摂理の出来事として捉えることはできた。しかし、それが、即、摂理として理解することはできなかった。理由は、摂理の軸は顕進様ではなく、あくまでもお父様であるからだ。　

　正直のところ、このホームページを読んでも、或いは、三男を指示される代表的なブログ記事を読んでも、或いは、出版された「統一教会の分裂」、「統一教会の経典の秘密」を読んでも、読後感に沢山の砂礫が残った。理由はたった一つ。お父様を語りながら、お父様が軸ではなく、常に、顕進様が被害者であり顕進様の正当性が軸になっていたからだ。

　この様子を下記の黙示録〔A〕から抜き出したのがこれだ。

　『2:4　しかし、あなた（顕進様）に対して責むべきことがある。あなた（顕進様）は初めの愛から（お父様の真の愛から）

離れてしまった。』

　何故、お父様中心になっていないと感じてしまうのか。それは、お父様が放たれた《四本の矢》に対して、顕進様の生の声が全く聞こえてこないからだ。顕進様の姿が、まるで弁慶に矢が刺さったまま仁王立ちになっている姿に似ているのだ。もし、顕進様の生の声があったら教えて頂きたい。この四本の矢は常軌を超えた内容だ。堕落圏の常識からみて、顕進様はお父様と絶縁関係になってもおかしくないくらいの内容だからだ。

　四本の矢は顕進様が汚名を返上すべく、お父様の心情と一致するように悔い改めなければ、地獄に行くというような宣言であるから、もし、顕進様がお父様の前に再び立つ為には、次の2:11に「第二の死」を迎えることができなければならないと黙示録が記されている。

　草束事件から丁度九年になった。天はいつまでも待てない。顕進様は《四本の矢》に対する、本心の声を早々に発しなければならないはずだ。天が待てる猶予期間が「十年」として記されたと思われる聖句が次の2:10になる。

『2:5　あなた（顕進様）はどこ（真の子女という位相から）から落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい（元に戻りなさい）。』

『2:10　あなた（顕進様）の受けようとする苦しみを恐れてはならない。見よ、悪魔が、あなたがた（世界家庭協会）のうちのある者（顕進様、或いは、顕進様に代わる人物？）をためすために、獄に入れようとしている（獄に入るとは記していない）。あなたがたは（世界家庭協会）十日（十年？）の間、苦難にあうであろう。死に至る（「第二の死」を迎える）まで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。2:11　耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない。』

　黙示録的に残された猶予期間は一年だ。裁判問題はあくまでも外的のことであって、それよりも、お父様との内的生命の関係を再構築する為に、「死に至るまで忠実」であって、完全自己否定しなければならない立場にあるのが顕進様だ。このような本質を知らない周囲の方たち・・というのが現実なのかも知れない。

　もし、それができなければ、下記〔A〕の黙示録に

『2:5　そこで、あなた（顕進様）はどこ（真の子女という位相から）から落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい（元に戻りなさい）。もし、そうしないで悔い改めなければ、わたし（再臨主）はあなた（顕進様）のところにきて、あなたの燭台（＝教会＝真の子女という位相）をその場所（祭壇）から取りのけよう。』

と記されている。

　顕進様はこの言葉をお父様の声と思わなければ無駄な苦しみとなって、時だけが過ぎ去ったことになってしまう。

　更にもう一つ、草束事件以降の御言葉には、この《四本の矢》の内容と同期する御言葉はたくさん見つかるが、この矢を打ち消すような御言葉は見つからない。

　例えば、三男派が自己の正当性を述べる為に「父子協助時代」の御言葉をあげている。しかし、これは反対に、この御言葉からみて顕進様が正当される為には、100％、お父様を軸として、放たれた矢を真正面から受けて、そのうえで、悔い改めの生の声を発しなければ、「父子協助時代」に誠実に答えたことには一つもならない。

　だから、黙示録では

『2:5　そこで、あなたは（顕進様）どこから（真の子女という位相から）落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。（元に戻りなさい）もし、そうしないで悔い改めなければ、わたし（再臨主）はあなた（顕進様）のところにきて、あなた（顕進様）の燭台（＝教会＝真の子女という位相）をその場所（祭壇）から取りのけよう。』

と記されているのだ。

　顕進様が、一日も早く、全ての財産を亨進様にお返しして、悔い改めの心情を表明しなければ、『あなた（顕進様）の燭台（＝教会＝真の子女という位相）をその場所（祭壇）から取りのけよう。』という預言が的中してしまう。これを理解して、もう一度、下の動画を見てみると、お父様の真意が理解できるはずだ。これ以降のお父様の御言葉には、一切のブレがない。一貫している。

　顕進様を支持されている方が部分活用としてよく引き合いに出される言葉がある。それは、「顕進なくして基元節はない」というお父様の御言葉がある。しかし、何故、「顕進様なくしては基元節はないのか」という、原理的な観点からの探究がない。

　顕進様が基元節に参席できなくなってしまった原因は全て家庭連合、亨進様側にあるというだけで、お父様の観点に立って顕進様自身が一切語らないという論点は、四本の矢に対して背を向けたことになってしう。

　常に被害者、追放された位置に立って、追い出した側の問題点だけが論じられている。だから、厳しい言葉だが、《四本の矢》の中でお父様は顕進様を共産主義者と言っている。私はこの御言葉を読んだ時、一時思考が停止して、我が目を疑ったほどだった。

　顕進様と国進様と亨進様との一体化はどうしたら見えてくるのか。勿論、国進様と亨進様からの一歩も重要だが、状況判断からしても、先に摂理に参加した顕進様《〔B〕》が一歩先に歩み寄ることからしか始まらない。

　《四本の矢》はお父様が顕進様と顕進様を指示されている兄弟たちの為に放たれた矢であるから、「第二の死」を迎える為に苦しみが伴うのは当然である。最終的には、世界家庭教会の一人一人が「第二の死」を迎えることによって、初めて、一体化の道が見えてくる。

　この様子が黙示録では、

『2:10　死に至る（「第二の死」を迎える）まで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。　2:11　耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない』。

と記されている。

　詳細は避けるが、この聖句にある「教会」とは、「摂理的人物である最終アンカーの顕氏様、国進様、亨進様」のことを言っている。

〔A〕

黙示録

2:1

エペソにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。

『右の手に七つの星（七人の御使）を持つ者、七つの金の燭台（＝七つの教会、または、七人の子女様（平和の主人（2-2）））の間を歩く者（メシヤ）が、次のように言われる。

2:2

わたしは、あなた（顕進様）のわざと労苦と忍耐とを知っている。また、あなた（顕進様）が、悪い者たち（家庭連合の幹部たち）をゆるしておくことができず、使徒と自称してはいるが、その実、使徒でない者たちをためしてみて、（家庭連合の幹部たちが）にせ者であると見抜いたことも、知っている。

2:3

あなたは忍耐をし続け、わたしの名のために忍びとおして、弱り果てることがなかった。

2:4

しかし、あなた（顕進様）に対して責むべきことがある。あなた（顕進様）は初めの愛から（お父様の真の愛から）離れてしまった。

2:5

そこで、あなた（顕進様）はどこから（真の子女という位相から）落ちたかを思い起し、悔い改めて初めのわざを行いなさい。（元に戻りなさい）もし、そうしないで悔い改めなければ、わたし（再臨主）はあなた（顕進様）のところにきて、あなた（顕進様）の燭台（＝教会＝真の子女になり得る資格）をその場所（祭壇）から取りのけよう。

2:6

しかし、こういうことはある、あなたはニコライ宗（2:14-15、家庭連合の拝金主義、名誉、権力主義、偶像主義）の人々のわざを憎んでおり、わたしもそれを憎んでいる。

2:7

耳のある者は、御霊が諸教会（七人の摂理的子女様、祝福家庭も含む）に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べることをゆるそう』。

2:8

スミルナにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。

『初めであり、終りである者（再臨主）、死んだことはあるが生き返った者（再臨主）が、次のように言われる。

2:9

わたしは、あなた（顕進様）の苦難や、貧しさを知っている（しかし実際は、あなた（顕進様）は富んでいるのだ）。また、ユダヤ人（第三イスラエル選民）と自称してはいるが、その実ユダヤ人（第三イスラエル選民）でなくてサタンの会堂（家庭連合）に属する者たちにそしられていることも、わたし（再臨主）は知っている。

2:10

あなた（顕進様）の受けようとする苦しみを恐れてはならない。見よ、悪魔が、あなたがた（世界家庭協会）のうちのある者（顕進様、或いは、顕進様に代わる人物？）をためすために、獄に入れようとしている（獄に入るとは記していない）。あなたがた（世界家庭協会）は十日（十年？？？）の間、苦難にあうであろう。死に至る（「第二の死」を迎える）まで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。

2:11

耳のある者は、御霊が諸教会（子女様たち、祝福家庭も含む）に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない』。