悲しいかな、堕落人間は、お父様から幾度も忠告を受けても悟ることができず、最悪の結果を見なければ悟れない。そして、その最悪の最終的な結果は、当時の摂理的人物たちの責任を負われたお父様の聖和であった。

　先生が聖和されて総蕩減が完了した今の時代だから、御言葉の真意が何であったのか、摂理がどのようになされていたのか、また、いま、摂理がどのように進んでいるのかが、徐々に見えてくる時代になっている。《　参考御言葉　》

　救済の摂理はお父様の真の愛によりなされた為と、摂理的人物たちの責任分担がある為に、お父様もイエス様と同じように、肝心なことを彼らに語ることができなかったことを知らなければならない。
　その為、お父様は、やむなく、《　同時性という原理基準　》に従って聖書の人物名にご自身とお母様を置き換えて、さらに、摂理的環境を外的な対応する言葉に置き換えて御言葉を語られていたことを知らなけれならない。

　以下の御言葉も、そのような御言葉である。この御言葉から分かるように、摂理の骨子は非常にシンプルであることが分かる。

真の御父母様の生涯路程10　第七節　三　

一九九二年十二月十二日、「世界平和統一家庭堂」の創堂準備委員会が結成され、十五日、結成申告を完了した。
・・・・・
統一堂は母（お母様）であり、家庭堂はカイン・アベルの二人の息子（孝進様・顕進様）です。

　家庭堂を党的な面から見るとき、カインの立場は国会議員たちです。そのカインとアベルが一つになるのです。そのように見れば良いのです。

（「内的には子女様がアベルの位置であり、カインの立場は幹部たちです。そのカインとアベルが一つになるのです。そのように見れば良いのです。」となるが、お母様は子女様を追放してでも統一教会の覇権を握った為、母と子女様、子女様と幹部たちが一つになることができなかった。これが統一教会の全ての問題とも言えた。

一つになれば、次に語られているように、「祝福家庭の完成」となったのです。）

　それゆえに、母子一体となり、そして父と一つになって祝福家庭の完成です。

そのようになるとき、初めて堕落した天使長〔＝サタンの立場にあった中心的幹部（知恵ある者は悟るべし！）〕もアダム（お父様）を中心として接ぎ木され、家庭に解放圏を完成し、堕落したサタン世界をすべて解放することができる位置に立つようになるのです。

そのように一つになることによって、国家全体の家庭が完成するのです。

　統一堂（お母様）と家庭堂（子女様）が一つになり、全体の中心であるお父様と一つになることによって、祝福家庭の完成が成されるのです。