繰り返し記事にするが、1992年の「メシヤ宣言」以降、お父様がお母様と幹部たちに一体化するように何度も語って来られた。しかし、大会だけは形の上で執り行われていったが、お母様と幹部たちはお父様の内的な指示に誰も耳を貸そうとすることがなく、お父様と一体となることができなかった。
　お父様が晩年に近くなればなるほど、お父様は裸の王様のようになって、お母様からも幹部たちからボケ老人のようにあしらわれ、お父様は、「誰が問題なのか？」「誰が何をしなければならないのか？」という責任問題で、直接表現で語ることができない状況下に立たたされていた。
　勿論、この様な実態は悉くお父様の真の愛によって隠されていたのだから、家庭連合の信徒たちは全く知ることができないでいる。更には、責任を成すべき人物達に対してお父様は真の愛で、彼らの望むことが叶うように接しられる為に、一層お父様の真実が隠されてしまうことになっていった。

　この様な状況下で、お父様までもが「比喩と象徴」で御言葉を語られていたいうこの事実に驚きを隠せないが、この事実をお父様は平和メッセージで語られているので、もう一度確認して頂きたく、ここに再度取り上げた。

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「平和メッセージ 16」･･･〔A〕
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〔A〕

平和メッセージ16 （2008年8月7日）　　

　『神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観Ⅱ』

51　六番目に、レバレンド・ムーンは、聖書および各宗教の経書の核心内容を最もよく知るチャンピオンです。

　聖書を中心とする各教団の主要な経書は、人間始祖の堕落によって無知に陥った人間たちを、再び神様の前に帰す道が暗示されている秘密の啓示書です。

　したがって、重大な内容が比喩と象徴で描写されているのです。(※)比喩と象徴は、天から来るメシヤによってのみはっきりと明らかにされます。

52　したがって、旧約の律法の核心内容を明確に教えてくださった方がイエス様であり、レバレンド・ムーンの教えを通して、新旧約の聖書全体に貫き流れる神様の救援摂理に関する天の秘密が、明確に現されているのです。聖書は、神様の創造理想と堕落、そして復帰の道が隠された秘密の啓示書です。レバレンド・ムーンが明らかにした原理は、各種の経書で疑問視されていることに対するすべての答えが、明快に表されています。

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(※) 「比喩と象徴は、天から来るメシヤによってのみはっきりと明らかにされます。」という、この御言葉は、一見、矛盾しているように思われる。何故なら、メシヤ自ら、比喩と象徴で埋め尽くされた「平和の主人    血統の主人」を語られながら、この御言葉の真意を明らかにされることなく聖和されたように見えるからだ。

    しかし、私には矛盾しているとは思えない。何故なら、まだ途中ではあるが、「平和の主人    血統の主人」と「黙示録」の解読の検証を進めるなかで、既に、お父様が残された原理と御言葉の中に、比喩と象徴を解く鍵を、数多く見つけ出すことができているからだ。

    何故、お父様は重大なメッセージを比喩と象徴で語られたのか？

それはお父様の真の愛という性質にある為だ。責任を担わされた人間が、その責任を果たすことができなくなればなるほど、語っておかなければならないことを比喩と象徴で表現され、最後は、何一つ語ることができずに、黙って、その人間を許されてご自身の命を捧げられた。