第一夫人との離婚は天の命令であった
真の御父母様の生涯路程3 第四節 二
天の最終裁可のもとに離婚(一九五七・一・八、協議離婚申告)
離婚は、私が願ったものではありません。向こうのほうから母親、父親、兄の三人が来て、家にあった物をどれほど奪い取っていったことでしょうか。三回にわたってやって来て、みんな持っていき、売り払ってしまったのです。公的な国のものであるのにもかかわらず、私的に使ってしまったのです。それも一度ならず、二度、三度もしたのです。それは天法に引っ掛かるのです。いくら妻子であってもその法に従わなければならず、その法度により、判断を受けなければならないのです。
先生は時間さえあれば、その母親と兄さんを呼んで、「あなた方があとで後悔するはずだから、どうかそうしないで、三年間だけ待ってくれ」と頼んだのですが、毎日のように訪ねてきて「離婚してくれ」と言ったのです。「なぜ離婚してくれないのか」と言うのです。教会も売り払ってありとあらゆることをしたのです。まさにそれこそサタンです。先生はもろもろの屈辱を受けました。
私は大声一つ出すこともなく、ずっと辱められてきました。こうして期間が満ちてしまったのです。こうしていては、天のみ旨であろうが何であろうが、すべて駄目になってしまうのです。天が知り、サタンも知り、すべてが知っているのです。夫に対してだけでなく、食口たちに対しても、そのようなことをするので、天はこれ以上ほっておくことができず、「彼らの願うようにしてやりなさい」と、命令するようになったのです。そうして離婚するようになったのです。