前回の記事で、「コロナの災難は家庭連合に対する天の警告」を二つ取り上げた。

確認を怠り、三つ目の警告が抜けたので追加する。

③三つ目の警告

　三つ目の警告は三密である。「 1. 集まるな　2. 近づくな　3. 閉ざすな 」だ。これは家庭連合に対する究極の警告になる。

　コロナの災難は摂理の中核を担ってきた家庭連合に原因がある。原因の中心は《　「独生女宣言」　》である。この「独生女宣言」に審判が下っているのだ。

　果たして、家庭連合の幹部たちの中に、信仰の良心が今でも息づいている者が一人でもいるのだろうか。先生の御言葉にこうある。

「一枚の木の葉が揺れるのを見て天宙的な心情を感じ、それを表現できる詩人がいるとすれば、その人は宇宙的な詩人であるはずです。（天聖経　真の愛　第二章　九　1.） 」

　コロナの災難は「一枚の木の葉」どころの話ではないレベルである。お父様が聖和されて六年が過ぎ、家庭連合の幹部たちの信仰の良心は完全に死んでしまったように見える。この災難は世界と私に向かって発しられた天の警告である。家庭連合の幹部たちも私も同類であると思うことさえある。何故なら、家庭連合も私も、お父様の聖和に対してあまりにも遠くからみていると思えてならないからである。

　アブラハムが神様に懇願する聖句があるので取り上げる。

　創世記18章32節

　『 アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう』。

　話を戻す。

　コロナ対策は三密である。「 1. 集まるな　2. 近づくな　3. 閉ざすな 」は家庭連合の良心に何を警告しているのだろうか。

　この警告は「独生女宣言」を繰り返して罪を犯し続けたことに対する警告である。「濃厚接触」するな！　これ以上集まるな！　たくさんの口を一つにするな！　これ以上罪を犯し続けるな！　と警告しているのである。

　用意周到の「独生女宣言」から分かることがある。それは、お母様は先生が一日も早く聖和するのを心待ちにしていたことだ。先生が聖和するや否や、お母様は満を持して、幹部たちを頻繁に集め、「独生女宣言」を繰り返した。幹部たちを集めては新たな言葉を付け加えた。それが、お父様が生涯捧げられた摂理までも完全に否定してしまったことである。

　これを聞いて煮え湯を飲まされた幹部たちは理性を失い、信仰の良心を失ったのである。そして、《　「独生女宣言」　を如何に受け入れるか、受け入れる方便を見つけ出そうと頻繁に集まっては密談を繰り返したのである。

　先ず、信徒たちを説得する為に口を一つにし、次に、外から飛んでくる石に対策する為に口を一つにし、集まっては、御言葉の調合と編集を繰り返して口を一つにし、ついには、末端の信徒たちに対してまでも口を一つにしてしまったのである。

　家庭連合の幹部たちはお母様から容赦なく強要されたのである。そして彼らは赤子の手をひねられたように、簡単に屈したのである。お父様と御言葉の全てを否定し、私たちの信仰の良心に唾を吐き続けることを、お母様から強要されたのだ。そして、彼らはそれに従ったのである。

　コロナの災難が私たち一人一人に何を語りかけているのか、問わなければならない。そして、お父様が聖和された後、お母様と幹部たちが共演したこの様相は長く語り継がれるに違いない。