本日の記事は、『七年の大患難』とは何であるのか、そして、今世界をにぎわしている「コロナウイルス大災禍」はこの大患難の中に入るのかどうかについて何度かに分けて考察する。

　初めに、考察の結論から取り上げ、その根拠となる御言葉〔A〕〔B〕〔C〕を取り上げているので、そちらも合わせてお読み頂きたい。

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御言葉から分かった・・『七年の大患難』は『聖和』から始まった！！
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　下記の御言葉〔A〕〔B〕〔C〕からすると、『七年の大患難』を受ける人とは、堕落圏にある人ではなく、堕落圏から完全に抜け出した人が受けることになることが理解できた。

　その結果、『七年の大患難』を受けるお方が誰かというと、現時点では、聖和によって総蕩減を完了させた文先生ただお一人になることが分かった。

　私ごとになるが、私はこれまで『七年の大患難』に対して大きな勘違いをしていた。つまり、御言葉で正確に確認することなく、『七年の大患難』は罪を犯したサタン側の者が蕩減として審判を受けることを言っていると考えていた。

　ところが、御言葉〔A〕〔B〕〔C〕をよく読むと、全くそうではなかった。まさに、赤面。御言葉によると、『七年の大患難』とは罪を犯したサタン側の人が受けることではななかった。反対に、堕落圏から完全に抜け出した（総蕩減が完了した）お方が受けることであることが分かった。

　この観点から見た場合、『七年の大患難』を受けるお方が誰になるかは容易に判断できる。何故なら、文先生の《　最後の祈り　》によると、総蕩減が完了したのはこの「地上の生を終えることによって・・・」とあるように、現時点においてそのお方は、聖和によって総蕩減が完了し、堕落圏から完全に抜け出た文先生である。

　このように、御言葉〔A〕〔B〕〔C〕から『七年の大患難』の真の意味を理解できるようになった。即ち、『七年の大患難』とは、堕落圏から完全に抜け出して完成圏に行ったお方だけが受ける患難のことを言うことが分かった。

　それではここで、『七年の大患難』時代は先生が聖和される以前に到来することはなかったのだろうか。答えは、何度かその機会はあったが、洗礼ヨハネ的人物の失敗により、『七年の大患難』を出発することができなかったのである。

　

先生の聖和により『七年の大患難』時代に入った！！

　下記の御言葉〔A〕〔B〕〔C〕から『七年の大患難』の定義的概要を整理し、御言葉全体との整合性を考察することにする。　

　お父様が言われる下記の御言葉〔A〕〔B〕〔C〕から見えてくる『七年の大患難』の出発は、先生が聖和されることにより出発した。

　何故なら、お父様が《　お母様による「主管性転倒」　》を受けることによって先生が聖和され、その聖和によって総蕩減が完了した為である。そして、先生は人類史上初めて長成期完成級を越えることができた。

　つまり、先生は自ら死を成す聖和によって死を恐怖ではなく喜びとして超えられ、先生自らが真のアダムを再創造したことになった。そして、蕩減を完了させた聖和によって、人類史上初めて『七年の大患難（2013.1.13の基元節から2019年まで）』が出発したことが〔A〕〔B〕〔C〕から分かるようになった。

　ところが、これまで統一教会、家庭連合では、文先生は生涯に渡って真のアダムであり、長成期完成級を越えたお方であったとしてきた。しかし、そうではない。

　この件は、改めた記事で詳しく考察するが、文先生は《　洗礼ヨハネ的人物（お母様）　》が使命を果たさない為、イエス様と同じように、先生もメシヤの資格を持たれているにもかかわらず、常に洗礼ヨハネ的人物の使命を果たす立場にあったのである。

　即ち、長成期完成級の真下におられたということである。そして、その使命を果たしたのが、先生自ら死をもって総蕩減を完了させるという聖和であったのである。

　これは私が勝手に根拠のない所で言っているのではなく、十分すぎるほどの御言葉から立証できることである。後に記事にするので少々お持ちいただきたい。

　繰り返すが、聖和以前は、人類全体が後天時代の入り口で長成期完成級の真下に留まっていた。しかし、先生の聖和により総蕩減が完了することにより、先生が長成期完成級を実質的に超えた。そして、ようやく、人類史上初めて『七年の大患難』時代に入った。このことが御言葉〔A〕〔B〕〔C〕から見えてきた。

　外的な「コロナウイルス大災禍」は内的な『聖和』により『七年の大患難』時代を迎えている兆候である！！この二つを結んでいる共通事項は『肺炎』である。

　下記の〔D〕の『七年の大患難』の定義的概要からみると、今、人類全体が後天時代に入ったことを意味していることから、世界中が「コロナウイルス大災禍」の洗礼を受けている摂理的理由はこの為である。

　つまり、後天時代に入ったとは言え、未だお母様は血統転換を迎えていない為、重生問題が残されている中心家庭である為、お父様とお母様の屈折が象徴的に、世界的「コロナウイルス大災禍」として起こっていると言える。

　そして、『七年の大患難』によって始まった全人類的な後天時代の今後は、「平和の主人 血統の主人」からすると、おそらくは、延長されながらも、後天時代の摂理的環境づくりの始まりでもあり、時代的大転換の始まりでもあると言える。

　上記のような観点から、先生は次のような「コロナウイルス大災禍」を預言を遺すことができたとみることができる。

　「コロナウイルス大災禍」は『七年の大患難』の出発であるから、七年の最後の年にあらわれた。　

　以下は、『七年の大患難』の意味を御言葉〔A〕〔B〕〔C〕から探る。この三つの御言葉から『七年の大患難』の定義的な概要が見えてくる。

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『大患難』とは何か？　

　　　　・・・御言葉〔A〕〔B〕〔C〕　　　　　

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　『大患難』とは一体何を意味するのか。その答えは下記の御言葉〔A〕〔B〕〔C〕の中にある。〔A〕の①②③④⑤⑥、〔B〕の⑦、〔C〕の⑧⑨⑩が定義的な概要となる。　

　なお、下記の〔A〕〔B〕〔C〕を整理して『大患難』の定義的概要を〔D〕にまとめたので、飛ばして〔D〕に進んでもよい。

御言葉〔A〕

　　（福家庭と理想天国(1)　　第五章　第一節　1.）　　　

　「七年路程、これがキリスト教でいう大審判、すなわち七年大患難です。

①堕落圏内にある家庭が復帰して上がってきて、初めて堕落圏内とは関係のない天の家庭となるのです。

　そのために迫害を受けるのが大患難です。

➁神様が共にいてくださり得る家庭が迫害を受けるのは、歴史上初めてです。

　だからこれが大患難だというのです。歴史上初めてであるこのような家庭が、迫害を受ける、試練を受けるのが大患難です。

③この七年路程で責任を果たせない家庭は滅びる家庭です。上がっていく家庭ではありません。

④祝福家庭が責任を果たせなくなれば、七年路程は延長されるのです。

　アダムとエバが原理結果主管圏、すなわち間接主管圏で堕落することによって、人間が行くべき圏内をサタンが侵犯し、したがって間接主管圏全部をサタンが主管するようになりました。

⑤七年大患難というのは、迫害を受けるべき人が受けるのではなく、迫害を受けてはならない家庭と人々が受けるのです。

これが七年大患難であり、歴史上初めての患難です。

⑥これが統一教会でいう七年路程です。」（12）

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御言葉　〔B〕

（文鮮明先生のみ言集　訓教経(上) （書籍）　０５．神様の所有と私たちの所有　1958.11.9）

「終わりの日には大患難が来るといわれています。

⑦この時には自己を中心として所有しようという思いが強い者、自己を中心として楽に生きようと行動する者は、強く打たれることでしょう。

これが大患難です。」

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御言葉　〔C〕

（文鮮明先生のみ言集　訓教経(上) （書籍）１７．侍りたいお父様　1961.2.12）

　「神様は終わりの日になれば、人類の前に七年の大患難があるだろうと予告されました。

⑧この患難時期は六千年の歴史路程において、天の悲しい曲折が聖徒にぶつかる時です。

⑨人間の絆がみな壊れていき、信じられない環境にぶつかる時です。

自分がどんなに良心的に正しく生きたとしても、その良心で自らの生涯を主張できない時です。

⑩み旨を抱き、考えのある者であればあるほど、眺めるあちこちに苦痛を感じる時です。そのような時が、終わりの日の七年大患難の時です。」

上記の御言葉〔A〕〔B〕〔C〕を統合すると〔D〕になる。

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〔D〕

『大患難』の定義的概要

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①「大患難」の目的は、堕落圏を越えて完成圏に入ってい行く時、歴史上初めての出来事となる。

➁『七年の大患難』は先生とお母様、そして子女様たちが受ける苦しみである。何故なら、『大患難』は蕩減を完了した家庭と人々だけが受けるからである。本来なら、この人たちは迫害を受けてなならない人たちだ。

③『大患難』の時、お母様と子女様たち、祝福家庭の中で、自己を中心として所有しようという思いが強い者、自己を中心として楽に生きようと行動する者は、強く打たれる。

④『七年の大患難』は統一教会でいう七年路程であり、お母様と祝福家庭が責任を果たせなくなれば、七年路程は延長され、さらに、責任を果たせない家庭は滅びるようになる。

⑤中心家庭が受ける『大患難』は六千年の歴史路程の天の悲しい屈折であり、この屈折が聖徒にぶつかる時である為、これまでの人間の絆がみな壊れていき、信じられない環境にぶつかる時です。