コロナウイルスの警告は三密である。

「 1. 集まるな　2. 近づくな　3. 閉ざすな 」だ。これは家庭連合に対する究極的な警告になる。

　コロナの災難は摂理の中核を担ってきた家庭連合に原因がある。原因の中心は《　「独生女宣言」　》である。この「独生女宣言」に審判が下っているのだ。

お父様に背を向けた古い祝福家庭

　果たして、家庭連合の幹部たちの中に、信仰の良心が今でも息づいている者が一人でもいるのだろうか。韓国の先輩家庭も、百日修練会で原理テストに合格したはずの、日本の12双、777双、1800双の家庭も、サークル会の仲良しクラブのレベルに堕ちてしまったのだろうか。そうであるなら、お父様に背を向け、信仰の開拓を忘れた哀れな老人たちの姿だ。

先生の御言葉にこうある。

「一枚の木の葉が揺れるのを見て天宙的な心情を感じ、それを表現できる詩人がいるとすれば、その人は宇宙的な詩人であるはずです。（天聖経　真の愛　第二章　九　1.） 」

　コロナの災難は「一枚の木の葉」どころの話ではない。既に、お父様が聖和されて六年が過ぎ、家庭連合の幹部たちも、伝統を築いてきたはずの韓国の先輩家庭も、日本の1 2双、777双、1800双の家庭も、先生から訓練された信仰の良心は完全に死んでしまったように見える。
　このコロナの災難は全世界と私たち一人一人に向かって発しられた天の警告であるはずだ。果たして、そんな韓国の先輩家庭、或いは、日本の12双、777双、1800双の家庭の中にそのように捉えている者はいるのだろうか。

　皆無と思えてしまう。私には死んでしまったように見える。何故なら、私も含め、家庭連合はお父様の聖和の真実の姿を知らず、知ろうともせず、あまりにも遠くから見ているからである。

　自己主管の王者と言われた先生は、アダムを再創造する為という摂理的理由があって、自ら死の道を逝かれたのが聖和である。決して大往生されたのではない。八大教本よ読めば読むほど、お父様の痛み、悲しみの声が伝わってくるのである。

八大教本を捨てた？

　コロナの災禍は私たち一人一人に対する踏み絵のようなものである。コロナ問題を自分たちの問題であると考える信徒なら、八大教本を生命視しているはずである。韓国の先輩家庭、日本の12双、777双、1800双の家庭は、八大教本を捨ててしまったのだろうか。
　家庭連合は、今こそ、八大教本に戻らなければならないことをコロナ問題は教えている。

　アブラハムが神様に懇願する聖句があるので取り上げる。
　創世記18章32節
　『 アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう』。

　ペテロはイエス様を十字架にかけた後に悔い改めた。果たして、韓国の先輩家庭、日本の12双、777双、1800双の家庭の中にペテロのような義人がいるのだろうか。お父様があまりにも痛々しい心情でおられることを忘れてはならない。

話を戻す。

　コロナ対策は三密である。「 1. 集まるな　2. 近づくな　3. 閉ざすな 」は家庭連合の良心に何を警告しているのだろうか。

　コロナ災禍の警告は、《　「独生女宣言」　》で罪を犯し続けたことに対する警告である。お母様は、原理を否定するという、絶対にあり得ない「独生女宣言」を濃密に語り、幹部たちの耳に息を何度も吹きかけた。天は家庭連合に対して、「これ以上、濃厚接触するな！　これ以上集まるな！　これ以上聞くな！　これ以上罪の上塗りをするな！」　と警告しているのである。

お母様の堕落

　お母様は「独生女宣言」を成す為に、先生が一日も早く聖和するのを心待ちにしていた。何故なら、天聖経にも「平和の主人　血統の主人」にも、お母様が堕落したことを語られていることに対するお母様の反発があったからだ。これについては、今後このブログで明らかにしていきたい。

先生は「独生女」に対して次のように語られている。

み言選集 346巻60ページ 2001.06.21 <神様王権即位と真の父母>

「神様の長男が生まれたというのです。しかし、ひとり子は生まれましたが独生女がいませんでした。独生女がいますか？（※）サタンが奪っていきました。これを探さなければなりません。アダムの相対を、アダムに似せて創ったものを失ってしまったので、アダムのために創られたものを失ってしまったので、アダムが探して来なければなりません。」

（※）「サタンが奪っていきました。」・・とは、お母様が堕落したことを言う。

御言選集 55　 メシヤと我々　1972年4月23日　日本　東京教会　（書籍）
「サタンを追い出すメシヤだからこのメシヤというものは、こういう天宙の中心の核として来られるお方は、男で来るか、女で来るかということが問題だよ。」

天聖経　真の父母　二　二）　
「メシアが来る所には、その場に一度に来るのではありません。七年路程を経なければなりません。メシアは男です。そのメシアが来て、サタン世界で血統的な関係を超越して、サタンに勝たなければなりません。」

「独生女宣言」を受け入れた幹部たち

　「独生女宣言」を聞かされた幹部たちは煮え湯を飲まされた。いや、悩みながらも、喜んで飲み干したのだ。何故なら、韓国の古い祝福家庭はもちろん、日本の12双、777双、1800双の家庭の多くは、先生が歩まれた《　アブラハムの典型路程　》、《　レアとラケルの妾摂理　》に不信感を持っていたからだ。
　彼らはお父様を裏切ったのである。幹部たちは、「独生女宣言」が原理を否定することを知っていた。しかし、「独生女宣言」は先生に対して「NO!」と言っていることと同じであるから受け入れたのだ。そして、対策として、お父様を摂理の功労者として観音扉の中に入れて祭るだけにしたのである。

「独生女宣言」がコロナ災禍の原因

　これがコロナ災禍の原因となっている。幹部たちはこの「独生女宣言」を如何に受け入れるか、受け入れる方便を見つけ出そうと、頻繁に集まっては濃密に密談を繰り返した。そして、都合のいい御言葉を調合し、つじつまが合うように御言葉を編集し、自分の名誉と生活の為にお母様に服従することを誓ったのだ。

「大淫婦」の主人はサタンである。

　家庭連合の幹部たちはお母様の堕落を記している八大教本を捨てた。そして、お母様が自分の都合のいいように編集した赤本の天聖経を家庭連合の経典としたのである。情けない話だが、幹部たちはお母様から、赤子が手をひねられたように、簡単に屈したのだ。

　コロナの災禍は、お母様と幹部たちが濃密な関係になっていることを警告しているのである。黙示録では人類の代表であるお母様を「大淫婦」と言い、幹部たちがお母様と淫行していると預言している。
　「大淫婦」の主人はサタンである。サタンの妻になったお母様は幹部たちにも淫行を推奨した。その淫行とは、メシヤを否定する「独生女宣言」を受け入れることであった。メシヤを否定するのはサタンそのものであり、お母様は「大淫婦」にふさわしい王冠を自らかぶったのである。

　大淫夫のサタンもお母様をお父様から奪い取ったことを自慢するように、醜い王冠をかぶって登場したのである。それがコロナウイルスだ。そして、お母様は全く躊躇することなく、サタンに先導されて堂々と「独生女宣言」をしてお父様を完全否定した。

「主管性転倒式」とは先生の「聖和」のこと

コロナの災禍は先生を聖和させた人類に対する審判

　お母様がお父様を完全否定する摂理を《「主管性転倒式」》とお父様は言っている。そして、これによってお父様は聖和され、この「主管性転倒式」摂理によって、《　お父様が真のアダムとして再創造された　》のである。

　つまり、エバがアダムを主管して堕落させたことを、同じように、お母様がお父様を逆に主管して死に至らせた。それが聖和である。聖和後、待っていたようにあらわれたのが用意周到の「独生女宣言」であったのだ。

聖和は自己主管の王者の証明　

　お母様がお父様を完全否定する「主管性転倒式」摂理によって、《　自己主管の王者　》であった先生が自らの死を主管されたのである。先生は自ら肺炎を起こされ、途中退院して悪化させてから、また入院したのは、死ななければならないからであった。

　「供え物に口なし」となられたお父様は、サタンの罪を覆い隠す為に清平病院の密室において聖和されたのである。この時、これを知るのは神様とサタンとお父様の三人だけであった。