《 ⑪-4 》「だから國進が銃を作ったのです。」・・・これを論ずるなら、どうしても知っておかなければならないことがある
前回のつづき・・・
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(1)《 (※3)「だから國進が銃を作ったのです。」 》
これを論ずる前に、どうしても、以下を整理しておかなければならない
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(彼が生きている間に罪状を明らかにして、悔い改めにに至ることが必要だ)
中心家庭は一人の男によってズタズタに切り裂かれたのだ。国進様が銃を作ったのはこの男が背景に絡んでいる。私はそう思っている。これを書き出す前に、整理しておかなければならないことがある。
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(2)戦慄が走る中心家庭
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この男こそ、《 (10-4) 》に語られているように、中心家庭に「客」として迎え入れられた金孝律元特別補佐官だ。この男が何故この様な悪行を犯してしまったのか。お父様が展開する(隠れのない)レアとラケルの摂理を知れば、誰もが、嵐に小枝が震えるように心が震え、見てはいけないものを覗いたような気持ちになる。この摂理が理解できたとしても固唾を飲みつづけることになると思う。
何故なら、このレアとラケルの摂理からくる愛の蕩減問題は、お母様にとって、全人類を代表した一人の女性として、サタンの血が蠢(うごめ)く路程であったからだ。しかし、お母様が七年路程にあったこの時は、まだ、彼は中心家庭に入っていない。この時、彼は中心家庭の外を歩き回る警備を担当していたと聞く。別の言い方をすれば、ノアの放ったカラスが徘徊したように、サタンが彼を警備係として中心家庭に送り込んで、讒訴条件を探し求めて徘徊していたということだ。
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(3)愛の八段階の立会人は『神様、サタン、お母様、操縦者のお父様』の四人だ
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この七年路程でお母様が通過する愛の八段階という蕩減の道は、サタンの血が流れている者なら誰もがその血に蠢動する路程だ。まるで、終わりのない地獄の日々が続くと思われたに違いない。
お母様が人類を代表した立場で死亡の血を流さなければならないという、お母様にしかできないこの路程に立ち会ったのが、『神様であり、サタンであり、お母様であり、これを操縦するお父様』の四人になる。そして、そのお母様に心情をつなぐ人類を代表した八人の女性が関わることになるのだが、八人に流れている汚水の全てがお母様に注がれるようになる。これに関する《 「蕩減の操縦者」と「八段階の女性心情圏の伝授」 》という御言葉を紹介する。
(お父様の涙は血そのものだった。ある意味では恐ろしいお方だ。)
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(4)神様の「御言葉」とサタンの「偽りの御言葉」の戦いが展開されている・・・それが今の時代の「つるぎ」の戦いだ
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ところで、お母様はこれを七年路程で勝利しなければならなかったが、勝利しなければ延長路程となる。皆さんは、「黙示録」と「平和の主人 血統の主人」の核心部分にお母様の血統問題が繰り返し語られているのはご存知だろうか。
それを最も端的にあらわしているところが、黙示録では《 17:5-7 》であり、「平和の主人 血統の主人」では《 (10-4) 》になる。しかし、現在の家庭連合から聞こえてくるお母様の御言葉はこれと全く反対の《 偽りの御言葉(つるぎ) 》になっている。
正に、神様と神の名を語るサタンの戦いが展開されている時代に私たちは証人として立ち会っていたのだ。
(お母様と子女様のありようが語られている)
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(5)サタンが背後にいる金孝律氏は子女様を封殺し続けた
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金孝律元特別補佐官が中心家庭の寝室まで入るようになったのは、彼が警備担当から子女様の家庭教師として招かれてからのことだ。このことに触れている貴重な《 御言葉 》がある。クリックして読んで頂きたい。
ここからも分かるように、一般的に家庭教師なら、教える子女様からは兄のように歓迎されるものだ。しかし、彼は全く反対になってしまった。どうすれば、この御言葉の様になるのだろうか。何が原因で、子女様の殆どが「彼を殺したい」と思うまでに関係が悪化するのか。サタンが背後にあるが為に、摂理の奥義として起こっているとするなら、原理的にどう説明がつくというのか。
(何も知らないお母様に容赦なく襲いかかった愛の八段階の天宙的な試練の結果、今のお母様がある)
彼が全ての男の子女様たちから「殺してやる」と言われるほどまでに嫌われたこと事態、奇々怪々、異様を超えて言葉が見つからない。常識的にみれば、彼は、お母様から即刻、追い出されるべき存在のはずだ。ところが反対に、お母様と親密な関係を40年余に渡って築き、中心家庭に深く関わり続けたというのだから、中心家庭内に知恵深く徘徊するサタンの血の蠢動に驚きを隠せない。
それどころか、さらに驚くのは、先にも述べたように、黙示録 17:5 ではこれを天の奥義と見ていることである。即ち、この奥義を原理で解くこともできることを示唆していることに驚くのだ。
私はこれに気づいたとき、私に流れている時間が完全にストップしてしまった。この奥義を解くまでは時間が止まってしまったと言えるのだ。今も、止まっている。
ここまでくると、中心家庭の中に隠れることなく、真昼間から堂々とサタンが徘徊していることが分かる。そして、彼の悪態を極めつけた一つの事件は、お父様の真ん前で、彼がお母様と一つになって、何一つ臆することなく、顕進様を追放する中心的役割を演じたことだ。
金孝律氏、いわゆるサイコパスだ。鉄面皮となった彼は、顕進様に対する爆破者宣言をお父様の面前で、何一つ臆することなく、怯むこともなく、堂々と壇上で語り続けた。その彼の姿を見た者なら、誰もが度肝を抜かれたに違いない。この事件は聖和に次ぐ、ザタンの血が蠢動した大事件だった。(この事件は、後に家庭連合から分裂した国進様と亨進様が関わっていたことだから、事態は複雑だ。)
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(6)金孝律氏にはサタンの愛と神様の愛があふれるように与えられた
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金孝律氏によって男の子女様たちが悉く封殺され続けても、お母様は、何故、彼を寵愛し続けたのか。この謎は金孝律氏の背後にあったサタンの罪状を明らかにするうえで、今後、解明しなければならない重要なテーマの一つだ。
更に重要なテーマがある。それは、誰もが理解するに困難なことが彼に起こり続けたことだ。それは、摂理の奥義だから起こったことであって、常識ではあり得ないことが彼に起こり続けた。
それは、彼にとって蜜の味がする、全てを虜にするお父様の真の愛が初めから終わりまで彼に注がれたことだった。お父様の愛は《 お母様を差し出して 》子女様を犠牲にしてまで、彼を息子以上に愛する愛が注がれたのだ。
彼にとって、お母様からの寵愛は憎悪の念が絡みやすかったに違いない。しかし、それをも許すお父様の真の愛は、正に、蜜の味だったに違いないのだ。この事実を当時の私たちが聞かされたとしたら、とっくに闇に突き落とされていただろう。お父様の真の愛が全てを封印してきたと言えるのだと思う。今ようやく、この姿が見えつつあることは真実を求める者にとって幸いだ。
何故なら、お父様が最も心血を注がれた道だったからだ。
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(7)ついに、金孝律氏にとって待ちに待った運命の日がやってくる
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(謎に包まれたお父様の聖和)
それこそが、お父様の聖和の最期に立ち会うという、サタンにとっては待ちに待った運命的とも思える日だ。彼の背後にいるサタンが、お父様の真の愛を確認する為に、神様もサタンと同席して金孝律氏を立ち会わせたのだ。お父様の心情にサタンに対する恨めしい思いが一片でもあるなら、自分の時代はまだ終わらない。しかし、それがないとするなら、自分の時代が終わることを知っているから、それを確認する為に、サタンはお父様の目と口を見続けた。
サタンから見れば、憎きこの男の目に涙一つにじませるのか、口惜しい言葉一つを口にするのか見続けたのだ。しかし、お父様は途中退院して誠精を尽くされたことはあっても、入院から聖和までの間、およそ一か月間、全くの沈黙を続けられた。顕進様が面談した際も沈黙のままだったと聞く。
そしてサタンはついに、お父様がご自身の死を恨みで汚すことなく、サタンの為にご自身の命を自ら進んで捧げることを見届けたのだ。
彼が中心家庭と関わり続けた40年余という親密な関係は、お父様とお母様を中心として、神様の愛とサタンの愛が交叉した中心家庭に展開された。聖和以降も彼はお母様から更に特別扱いの人事を受け続けた。
この家庭を黙示録では《 「海」 》と言っている。そして、この海に住んでいるのがサタンの僕の金孝律氏だった。これを黙示録では《 「獣」 》と言っている。そしてその写し絵の「獣の像」が私たち一人一人であることを言っている。
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(8)お父様は金孝律氏を怨讐ではなく、息子以上の息子として愛した
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この様な金孝律元特別補佐官に対してお父様は、《 怨讐ではなく、息子以上の息子 》として扱かわれ、彼の罪状を不問にして聖和された。
しかし、お母様に対しては違った。「平和の主人 血統の主人」の《 (3) ~ (4) 》の間に同じ御言葉を六回(サタン数)も繰り返して次のように語られている。(本からは完全に削除されている)
「私(お母様)もあの(お父様)ように回って(家庭連合を運営をして)やる」と思ったのですが、そのように回る(運営する)ことができないので、これ(家庭連合)を(力で)占領して回ろう(運営しよう)とするのです。(サタンの)愛を中心とした血統問題です。」
このように、私たちを代表したお母様の罪状が何であったのか、お父様は血統問題だとして、その問題を明らかに語られて聖和された。
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(9)サタンの罪状を誰が神様に訴えるのか
お父様はされない・・・それは子女様、祝福家庭、二世たちの責任だ
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このサタンの罪状に対してお父様の御言葉がある。
〔A〕
この世で犯罪を犯した者でも自分の罪の実状を知っている人がいないときには、どこに行っても堂々と罪を犯していない人のように振る舞うことができるのです。
しかし、とても小さい少年(子女様たち)でもその人(金孝律氏)が罪を犯す現場を目撃したと指摘するときには、その犯罪者(金孝律氏)はそれに屈服するのです。
ですからサタン悪魔を屈服させるには、サタン悪魔の正体を暴いて罪状を暴露し、天上と地上で追放運動をすればいいのです。
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神様は永遠の公法の主人公であられるので、(子女様、祝福家庭、その二世たちが)神様の前にサタンを引っ張っていって讒訴しなければならないのです。サタンを告訴しなければなりません。サタンが弁護するのを見て、(子女様、祝福家庭、その二世たちが)検事の立場で論告をして微動だにできないように締め付けておかなければなりません。
そうして堕落した天使長ではなく堕落していない天使長たちが「正しい! まさしくそうだ! 正しい」と言わなければなりません。」
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(10)金孝律氏は、忽然とお母様の前からも、家庭連合からも姿を消した
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お父様とお母様からは想像できないまでの寵愛を受けていた金孝律氏は、子女様たちと最後まで激しいバトルを繰り返した。しかし、或る時から、姿が見えなくなった。忽然とお母様の前からも、家庭連合からも姿を消した。
癌に侵されたと聞いた。なるほど、癌なら仕方がない。
しかし、彼が中心家庭に残した傷跡は余りにも大きいにもかかわらず、彼が残した罪状を不問にしているのは、何故か。少なくとも私にはそのように見える。余りにも不可解だ。いや、不可解なのではなく、問えないのか。
いや違う!!
子女様の中には、金孝律氏にその罪状を問うた方がおられたとしても、公にならないだけなのではないか。何故なら、子女様たちの気性からして不問などありえないと思うからだ。ましてや、上記〔A〕の御言葉に忠実に従う子女様がいると思うからだ。その筆頭が国進様になる。
国進様が金孝律氏に彼の罪状を問うたであろうとするもう一つの根拠が次だ。
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(11)「だから國進が銃を作ったのです。」とは、一体いかなることか??
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お父様が国進様に対して「だから國進が銃を作ったのです。」と語られて、既に、銃製造の後ろ盾になっている。その様には見えませんでしょうか。
これ以降は、次回になる。