「アブラハムによるイエスの典型路程」を伺わせる御言葉⑥
文鮮明先生のみ言集 訓教経(上) (2000年書籍)
32.真の父母 一九六九年九月二十一日 韓国前本部教会 『文鮮明先生み言選集第二十五巻』
ここに深い穴があるならば、その深い穴はいかなる穴よりもより深いはずであり、山があるならばその山はいかなる山よりも高いはずです。それは私たちの平面的な視覚で見るものではなく、心情世界で見ることのできる高い山頂と深い谷間だというのです。ここで平地にする基準をどのように立てるのでしょうか。
その基準が立てられる時が真の父母がこの地に因縁を整えて登場する時であり、その時までの歴史は、悲しみの歴史なのです。人類史にこのような蕩減路程が隠れているというのです。
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今日の先生も、そうした内情を知らずには蕩減歴史を成すことはできないのです。では、その内情を皆さんに打ち明けて議論しなければならないでしょうか。そうではありません。それは父母の責任です。
父母が間違ってしまったので、父母になれる人だけが解決しなければならない問題なのです。それは難問題として幾重にも重なり合い横たわっていますが、外的には見えないのです。
しかし、内的に見れば世界的に交錯した多くの事情が内在しているので、ここに内在しているすべての事情を蕩減していく道が、真の父母が行かなければならない道なのです。