第一夫人との離婚問題・・・お母様が蕩減する立場
キリスト教の不信と第一夫人との離婚問題はそれ以降の蕩減問題として避けることができない問題であった。この問題故に、第一夫人は堕落したエバの立場に立ったのであり、その蕩減をそのまま受けるのがお母様になる。それが、《 アブラハムの典型路程 》であり、《 妾摂理 》であった。
真の御父母様の生涯路程3 第四節 二
皆さんの中で、「先生も離婚したから私たちも離婚してよい」と考える人がいますか。それは事情が違うのです。それは、先生が蕩減路程を立てていく過程だったのです。原則を立てるための過程だったというのです。そうした内容があったために、世界中で「統一教会が何だかんだ、先生が何だかんだ」と言うのです。
そういう非難の対象になるのは、一人の女性の間違いによって、世界史的な問題が残ったためです。そのように恐ろしいことなのです。
けれども仕方がないのです。行ってしまったので、仕方がありません。天であってもどうすることもできないのです。天が願ってはいないのに、その願っていない行動をして出ていくのをどうするのかというのです。したがって聖進のお母さんは、堕落したエバの立場に立ったというのです。
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エデンにおいて、一人の女性によって天地が滅ぼされたのですが、今日の復帰時代においても、一人の女性によって、歴史上に統一教会の悲惨な歴史を残したことを、私は悲嘆したのです。その代わり、私が非難を受けたとしても、私が責任を負おうと、一言も弁解しませんでした。
私は今まで、「滅びてしまえ」とは思いませんでした。その人に対して「できればあなたを一度訪ねていきます」と言ったのです。彼女が死ぬ時は、天下にない福を祈って行かなければならないのです。
聖進の母親がそうだったではないですか。男の中で、聖進の父親のような男はいないというのです。だから嫁に行こうとしても、良心が許さないので結婚できないというのです。