小山田先生、周藤先生、赤表紙の天聖経から重要な質問があります。
下記は赤表紙の天聖経と黒表紙の天聖経にある御言葉です。
ここに❶❷のような御言葉が語られています。
赤表紙 天聖経
第一篇 真の父母 第二章 第一節
( 黒表紙の天聖経 祝福家庭 第一章 二 1. ① )
7 ❶真の父母は全体の希望の象徴です。
堕落した人類の前に、絶対的な希望の象徴です。
それは歴史的な緒実体であり、時代的な中心であり、世界の国家圏の中心です。
❷真の父母は、理想世界に連結される未来線上における出発点です。
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質問
上の御言葉にある ❶「真の父母は全体の希望の象徴です。」 ❷「真の父母は、理想世界に連結される未来線上における出発点です。」 という御言葉をどのように理解しておられますか。
参考までに、
❶の「対象」とは、『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説』によると・・・
《 ある対象を認識しようとする場合,この対象が不在であるか,あるいはなんらかの理由で直接には認識困難もしくは不可能であるとき,この対象となんらかの関係を有する第三者を直接認識して,この関係に基づいてその対象を間接に類推,認識することができる。この対象の代りをなす第三者を一般に象徴という。》
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コメント
『象徴』という言葉の意味が、上の『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説』から明確に理解できます。
これによりますと、❶「真の父母は全体の希望の象徴です。」とは、実体の真の父母が不在であるか、または、なんらかの理由があってお父様とお母様が実体の真の父母として認識が困難な状態にあることを意味しています。
さらには、❷「真の父母は、理想世界に連結される未来線上における出発点です。」から分かりますように、お父様とお母様が実体の真の父母になられるのは『未来線上』になるということです。
このような❶❷の観点を知って天聖経を読まなければ一冊の経典として整合性がなくなります。この観点に立って天聖経を理解した時、天聖経に語られている「人間の始祖アダム、エバ」とはお父様とお母様のことであることと完全に整合性がとれるのです。
そして、これ等に完全に同期している為、天聖経に記されている「再臨」という言葉も、或いは、下記の御言葉のように、文先生が86歳という高齢になられて語られた「再臨」という言葉も、全てが未来形で語られていることに留意する必要があります。文先生が再臨主としてお生まれになられながら、御言葉の中に「再臨主が来ている」と語られたものはひとつだに存在していません。
参考までにその御言葉を下記に一つ取り上げておきます。
なお、「再臨」という言葉が何故未来形で語られているのかの考察は今後行います。
韓鶴子総裁御言選集 1 第一部 2
神様の創造目的、神様とアダムとエバが一体となり、家庭を築いて3代を成すことでした。それが神様の願いでした。成長過程におけるエバの失敗によって、神様は、アダムの家庭を立てることができませんでした。それゆえに、今の世界は堕落した世界、サタンが主人になった世界なのです。それゆえ、歴史過程を経る中で、多くの宗教が生じ、また宗教を通して人々は善を追求してきました。神様は、イスラエル民族とユダヤ教を立てて、4000年間役事しながらメシヤを送ることを約束されました。ところが結果はどうなったでしょうか。イスラエル民族とユダヤ教はイエス様を受け入れませんでした。それは、イスラエル民族が無知だったからです。
しかし、イエス様の復活により、キリスト教の2000年の歴史が始まりました。キリスト教徒が願うことは何でしょうか。彼らは「終わりの日」に再臨主が来られるのを待っているのです。
(2006.7.21,エチオピア、アデイスアベパ)