➁えっ・・・? イエス様も文先生も洗礼ヨハネの立場で亡くなった・・・亡くなってからメシヤの位置を確立した??
前回の記事
《 えっ?? 文先生が洗礼ヨハネ?? 文先生が実体のメシヤとして顕現できない理由は一体何か? 》
下記の御言葉〔A〕はイエス様がメシヤの資格を持たれながら、弟子たちの不信仰により、メシヤの立場を確立できず、十字架で殺害され、その後、「メシヤのための霊的な基台」を復帰して霊的なメシヤの立場を確立したことを原理講論に記している内容である。
これと同じように、御言葉〔B〕は少しばかり難しい御言葉だが、文先生もメシヤの資格を復帰したにもかかわらず、《 お母様、子女様たち、幹部たちの不信仰 》により、メシヤの立場を確立できずに聖和された。しかし、《 最後の祈り 》から分かるように、自ら生涯を閉じる聖和により総蕩減を完了させることができた為、ここでようやく、先生は《 真のアダムとして再創造 》されて完成し、再臨のメシヤの位置を確立した。
そして、真のアダムが立つことにより、いよいよ、《 お母様が真のエバとして再創造される 》摂理が始まるようになる。
御言葉〔A〕
原理講論 後編 第二章 第三節 (三) (1)
③ メシヤのための霊的な基台
イエスが十字架で亡くなられたのち、取り残された十一人の弟子たちはみな力を失って、四方に散らばってしまっていた。ところが、イエスは復活されるとまた、
彼らを再びひとところに集められ、霊的カナン復帰の新しい摂理を始められたのである。
弟子たちは、イスカリオテのユダの代わりにマッテヤを選んで、十二弟子の数を整え、復活されたイエスを命を懸けて信奉することにより、「霊的な実体基台」を造成し、それによって「メシヤのための霊的な基台」を復帰した。
そこでイエスは、この基台の上で、霊的な洗礼ヨハネ使命者の立場から、霊的なメシヤの立場を確立し、聖霊を復帰することによって、霊的な真の父母となり、重生の摂理をされるようになったのである。
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御言葉〔B〕
真の御父母様の生涯路程9 第三節 五 (1991年の御言葉)
イエス様はメシヤ宣布式ができなかったでしょう? ユダヤ教を中心として、イスラエルを中心としてできなかったではないですか。
メシヤ宣布というのは何ですか。
(※1)自分の家庭を中心として一族がいてこそ宣布できるのです。
(※2)しかし、私、レバレンド・ムーンは、その道をすべて経てきました。
真の父母宣布をすることができる民族的精気があり、自由世界、民主世界においても、レバレンド・ムーンのことをこの世代においての世界的な英雄だと話しています。
・・・
きょう七月一日、この式典がどれほど重要でしょうか。先生がこのような式典を願い、神様もこの式典を願い、すべての宗教と国家が願ったこのような宣布式をしたので、(※3)これからは、すべての問題がこの(メシヤ宣布の)基準を中心として収拾されていきます。
(この御言葉1992年に世界に向けて「真の父母宣布」が成される前の御言葉になる。
((※1)「自分の家庭を中心として一族がいてこそ宣布できるのです。」
・「自分の家庭」とは何か??
これは、先生とお母様、そして子女様のことになる。
・「一族」とは何か??
これは、統一教会は氏族であるというのが摂理基準になっているので、36家庭、72家庭、124家庭、430家庭、その幹部たちのことになる。
・よって、「自分の家庭を中心として一族がいてこそ宣布できるのです。」とは何か??
これは、先生の家庭であるお母様と子女様、さらに、氏族である36家庭、72家庭、124家庭、430家庭、その幹部たちが文先生と完全に一体化している基台がなければ、メシヤ宣布はできないことを言っているのです。)
((※2)「しかし、私、レバレンド・ムーンは、その道をすべて経てきました。」
「しかし、・・・」とは、(※1)の「自分の家庭を中心として一族」の基台がないにもかかわらず、先生はメシヤ宣布をしたということを言っている。
そして、「この世代」とは、カイン圏(お母様、36家庭、72家庭、124家庭、430家庭、金補佐官、金孝南女史、子女様、幹部級信徒たち)のことであり、また、「世界的な英雄」とは、その幹部たちが、文先生のことをメシヤではなく、世界的英雄であるとしているというこを言っている。
末端の信徒たちには信じられないかも知れないが、古い先輩家庭の多くが、文先生とお母様が歩まれた蕩減の実態であった《 アブラハムの典型路程 》や《 妾摂理 》を見ている為、文先生をそのままメシヤとして信じることができなくなり、せめて、文先生は世界的な英雄であったという考え方をしていることを知らなけれならない。)
((※3)「これからは、すべての問題がこの基準を中心として収拾されていきます。
・「すべての問題」とは如何なることか。
文先生は先生の家庭と統一教会の祝福家庭が一体となって初めてできるメシヤ宣布であったにもかかわらず、一体化していない立場でメシヤ宣布したことによる問題のことを言っている。
この問題が《 真の父母宣布にサタンが侵入 》し、更には、《 神様王権即位式までもサタンが侵入 》することになってしまった。
この失敗を挽回する為に、文先生は彼らに《 12年の延長 》を与えられた。しかし、これでも失敗が継続することにより、最終的に、お母様はお父様をメシヤとして迎える基台をつくることができず、イエス様と同じように、お父様もお母様と幹部たちから《 お前は死んでいなくなれ 》というつぶやきを受けるようになり、《 お母様を失った 》お父様は自らの命を供える聖和をもって総蕩減を完了させるようになった。
このように、(※1)(※2)(※3)から分かるように、文先生はメシヤの資格を持たれていたにもかかわらず、お父様を誰もメシヤとして迎えてくれない為、立つ位置を失って聖和されたことが分かる。
そして、《 最後の祈り 》から分かるように、先生の聖和によって総蕩減が完了したということは、お母様がお父様に対して《 主管性転倒 【①】 【➁】 》して聖和させたことにより、最終的に、お父様はご自身を《 真のアダムとして再創造 》した基準が確定したのです。
つまり、エバによってアダムが堕落して死んだが、今度は、お母様の堕落によってお父様が死をもって蕩減を完了させることができたことを意味している。
このように、お父様が真のアダム基準を確定することにより、《 絶対主体が立てば、自動的に相対が現れるという原理 》に従って、今後の摂理として《 エバの再創造 》が成されるようになる。)