下記の御言葉は（※）から分かるように、六千年前のアダムとエバの堕落のことを言っているのではありません。あくまでも、お父様とお母様をアダムとエバという名をもって語られた御言葉です。

祝福家庭と理想天国（1）　祝福と理想家庭　第五章　第一節　8.　

　皆さんが個人的な十字架の路程を経てくるとき、誰が先に開拓しましたか。女性たちがしたでしょう。

それでは、（※）完成段階の基準（＝先生のメシヤの基準）は誰ゆえに狂ったでしょうか。エバ（＝お母様）によって狂いました。それで（先生の）家庭を中心にした十字架もエバ（＝お母様）が負わなければならないのです。

（（※）「完成段階の基準（＝先生のメシヤの基準）は誰ゆえに狂ったでしょうか。エバ（＝お母様）によって狂いました。」とは・・？？

　お父様はキリスト教の失敗により三次に渡る七年路程を設定されました。そして、1945年から蘇生期的七年、長成期敵七年を勝利され、《　完成期の七年　》に入るところでお母様を迎えられて御成婚されました。

　ここで「完成基準が狂った」とあるのは、この「完成期の七年」のことであり、更に詳しくは《　昨日の記事　》を参考にして頂ければと思います。

　この「完成基準が狂った」というこの堕落は深刻な問題だという御言葉があります。何故なら、六千年前のアダムとエバの場合は長成期完成級でサタンによってエバが誘惑されて堕落したが、お母様の堕落によるお父様にとっての堕落問題は完成期というサタンが侵入できなかった所での堕落であり、さらに、お母様が天使長を誘ったという御言葉があることです。

　更に重要な問題があります。

　この問題は《　アブラハムの典型路　》の御言葉から推察できるように、お父様がお母様に対して、お母様が天使長を誘惑することを良しとするように、むしろ、誤解するようなメッセージを伝えたのではないかという問題です。お母様が原理をしっかり理解していれば超えることができたのでしょうが、原理を学んでいないお母様は、誤解するようなメッセージに「よし」と思ったのではないかと思われます。
　つまり、お母様は堕落直前のエバの立場に立ち、このお母様に対してお父様が天使長の立場で「アブラハムの典型路」のやりとりが展開されたことが考えられます。

　何故ならば、蕩減基準からしても、お母様は第一夫人が失敗した基準よりも上からは出発することができず、反対に、《　最も下から出発しなければならなかった　》からです。この件に関しては次回の記事とします。