ほふられた小羊

1. お父様が地上で成される最終目的は『アダムを再創造』することだった。
2. 『アダムの再創造』に必要な条件はお母様がお父様を主管する『主管性転倒式』という摂理だった。
3. 『主管性転倒式』とはお母様がお父様を主管することによって成された『聖和』である。
4. 『聖和』によって『アダムの再創造』が完成した。
5. お母様が絶対信仰の基準が立てることができないことを予め知っておられたお父様は、
 神様王権即位式の前日に「死の前倒し」という条件をもって即位式を挙行された。
6. その為、神様王権即位式以降から12年の延長期間のお母様はサタン側の堕落したエバの立場に立つことになった。
7. 12年の延長期間において、お母様は信仰基準を立てることができないことから、お父様は真の相対(新婦)を失うことになり、自ら聖和された。
8. イエス様の死が摂理の大転換となったと同じように、この『聖和』が摂理の大転換点のとなっている。
9. お父様の七年の大患難時代(2013-2019)が今年で終わります。そして、コロナ災禍で始まり、ウクライナ問題の真っただ中にある2019-2025年までが世界的蕩減時代になっています。さらに、2025-2031年までが世界的贖罪時代となります。そして、これ以降、お父様がこの地上に臨まれる時代圏が到来しようとしています。
 さらに、お母様が80歳以降に入るとお母様の終焉が迫っています。

①-2 真の自分を探しましょう(女性修) 1993.12.19

①-2 真の自分を探しましょう(女性修) 1993.12.19


再創造の公式


 きょうの題目は何ですか? (真の自分を探しましょう)。みんな、こういうように、結局は世界が悪いというのですが、日本はどうですか? 日本は悪い国ですか、良い国ですか? (悪い国です)。日本が悪い国だったら、ここに集まっている日本の女はどうですか? (悪い女です)。悪い女は天国に行きますか、地獄に行きますか? (地獄です)。何で地獄に行く人が、ここに来ましたか?(……) 地獄が大変だから、地獄を免れる道があるから、ここに来たというのですね。それには結局、自分が悪いことをはっきり知らないと、よい所に行くことができないのです。分かりましたか? (はい)。


 自分がはっきりと悪いということを、知らなければならないのです。それは、先祖のアダム・エバが悪くなったのだから、その根っこが悪いので、全体が悪くなるのです。枝が悪かった場合は、全体ではなく枝を切ってしまえばいいのですが、中心の根が悪くなっているのです、中心の根、中心の幹、中心の穂先が幼い時に、それが悪くなったのだから、大きくなっても悪いのです。だから、そのことをはっきりと知らなければなりません。病気になったとすれば、それを治すには、救援摂理は復帰であり、復帰はただでは行けません。蕩減復帰というように、蕩減復帰するには再創造の道をたどって行かなければならないのです。再創造が何か分かりますか? 再創造とは何かという公式を知らなければ何もできません。


図-1




 神様は創造において、まず環境をつくりました。(先生が黒板に図―1を書かれる)環境は、必ずプラス・マイナスになっています。


 これが公式です。再創造路程の公式はどういうふうになっているかというと、必ず環境によってつくられたすべてのものは主体・客体になっているのです。それで、すべての被造世界を見ると、鉱物世界、植物世界、動物世界、人間世界も主体・客体です。原子を見れば、プラス電気とマイナス電気が授受作用するのです。分子を見れば、プラス・イオンとマイナス・イオンが相対的になって、それを軸として運動するのです。全部がそうなっているのです。鉱物世界もすべて相対関係で運動しているのです。分かりましたか? それと同じように、植物はおしべとめしべ、動物は雄と雌、人間は? (男、女)。男、女。これはもう公式になっているのです。神様が環境をつくられた時、環境は水と空気、土と太陽。それらがなければ生物が存在できません。環境の中には、こういう公式の内容で配列されているのです。分かりましたか? 再創造の過程は、そういう公式でつながっているのです。


 あなたたちもそうですね? 小学校を卒業した場合には、中高等学校に入るし、だんだん大きくなって、どこまで行くかというと、神様を占領するまでです。神様の理想と自分の理想が一体になるまで発展していきたいのです。みんなの欲望、欲心がそうなのです。最高のものを願うのです。願わない者は一人もいません。その願いは、可能になるようになっているのです。真の愛でつながったとすれば、その真の愛の本郷、真の生命の本郷、真の血統の本郷に落ち着いたとすれば、心身は自動的に一体となるのです。心身一体となった場合、夫婦は絶対一つになって、それは自動的に、自然的に一つになるようになっているのです。今まで、それができなかったのは、長成(期)完成(級)基準の愛の基準だからです。その長成(期)完成(級)基準において、愛の関係を結んだ愛の力というものは、完成基準の愛の関係を持たない良心の力よりも強いのです。分かりましたか? (はい)。


 それで、堕落しなかったとすれば、心身を中心として、心を主体として体は自動的に一つになるようになるべきなのです。そうなった場合には、それは自動的に完成基準において、神を中心として、真の生命、真の血統を、絶対なる生命、絶対なる血統、絶対なる愛を伝授されて生まれた子供は、絶対なる愛と絶対なる生命、絶対なる血統につながるようになるのです。子供たちがそのようになった場合には、絶対なる愛、絶対なる生命、絶対なる血統で、万年歴史を超越できるようになるので、神様が永遠であるように、私たちも永遠の存在になるというのが理論的なのです。


 そのように、死亡圏を逆のほうに上がるべきなのに、逆に落ちてしまいました。それを堕落というのです。この堕落観念をはっきりと知らない以上は、自分を探し求める基準を得ることはできません。堕落して落ちた道と、一八〇度違った方向を取って戻る道が復帰です。救援摂理は復帰摂理です。復帰は反対に行くのだから、蕩減という名前が生まれてくるのです。



良心の基準


 サタン世界は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界まで、すべて制覇している中を、神様は逆の方向に上がっていこうとするので、サタンは切ってしまうのです。切ってしまっても、神様はどうにもできません。完成基準ではなく、長成基準で堕落する時に、神様は干渉できなかったのです。堕落とは、死ぬようにさせることです。だから神様が完成基準を凌駕しない前には、死の全権圏内にあるので、サタンは殺すことができるのです。廃品の圏内でつくられるものは廃品であって、完全なものにならないので、人を殺すことができるということです。分かりますか? だから悪魔は、今まで神の精神に従っている者たちを殺してきました。


 良心の長成(期)完成(級)基準まで、アダム・エバを殺してしまった権限をもって神様に反対するところにおいて、サタンの世界をひっくり返そうと、敵として、これを切ってしまっても、アダム・エバを殺されても、どうにも手を出すことのできなかったのが神様の立場です。分かりましたか? だから何とかして、長成(期)完成(級)基準を凌駕しなければならないのです。何でもってかというと、愛の力でです。それは決死的に対抗して、その基準を一瞬でも超えた立場に立たなければ、神様の干渉を受けることができないのです。神様の干渉を受けない所は、サタンの全権であり、いくらでも殺すことができるのです。


 ですからイエス様は言いました。「自分の弟子になるには、誰よりも、地上の世界において誰よりも、私を愛さなければならない。それは、お母さん、お父さん、自分の奥さん、旦那さん、舅、いずれにしても、私よりも愛した場合には、私の弟子にはなれない」と。そのようにサタン圏の基準を凌駕しなければなりません。分かりましたか? だから、聖書は逆説的な論法の内容で教えているのです。「死なんとする者は死に、生きんとする者は生きる」と言ったのですか、「死なんとする者は?」(生きる)。生きる! 統一教会の信者を死ぬような所に引き込むことが何ですか? (生きる)。生きるようにして「自由自在に、安らかにせよ」と言った場合には? (死ぬ!)。あなたはそれが好きですか? それは嫌でしょう。そうならなければなりません。逆説的な論法をいっているのです。


 イエス様の弟子の中で、「自分のお父さんが死んだので、葬式に行って、何日して帰ってきます」と言った時に、イエス様は、「死んだ者は、死んだ者に任せよ」と言われたのです。堕落した者は死んだ者です。地獄へ行く死んだ者です。それをはっきり知らなければなりません。この堕落圏を、いかなることがあっても抜け出なければならないのです。分かりましたか? (はい)。


 長成(期)完成(級)基準において、サタンの愛の力でもって一つになったのです。サタンというものは、神様を中心として相対できない立場に立っているのですが、アダムの前には相対できるのです。分かりましたか? だから心身一体を考えて見た場合に、良心を第二の神様とするならば、良心は自動的に、神様のほうにつくのです。サタンもそれは知っているのです。良心を自分のほうにつけることはできないのです。


 良心というのは、垂直に神のほうにいつも向くのです。それは、南極が磁力でもって北極に向かうのと同じように、良心は第一の主体なる神のほうに行こう行こうとするのです。だから良心は正しいのです。良心に教育は必要ないです。第二の神様だからです。良心は、自分に対して分からないことはないのです。良心は、自分に対して分からないことがありますか、ないですか? (ないです)。ないのです。これを知らなかったので、自分の良心をだましながらやってきたのです。


 ここに来た女たちも、たくさん旦那さんをだましてきたのでしょう? (笑い)良心をだましているのです! 姑をだましているのです! 子供をだましているのです! それで、良心が泣くのです。良心が痛哭するのです。愛の根が肉身を中心として、長成(期)完成(級)基準で愛というものが一つになった力は、良心よりも強いのです。もしも、良心が完成基準で真の愛と一つになった場合には、いくら肉身の基準において、蘇生、長成、完成(期)基準で一体となったとしても、堕落しないで良心基準が神様の愛と一体となったとすれば、サタン的なプラス的肉身を自由自在に主管し、一つにすることができるというのです。だからサタンは、その場に留まることができません。逃げていくのです。


 だから、君たちの良心に反対して、良心の願うことの、反対の方向に世界がみんな流れているのです。これが地上地獄として拡張された世界です。見込みがないのです。このまま滅亡するのです。それで緊急に再臨の主が来て、すべてにブレーキかけて、すぐに回さないといけないのです。すぐに回さないと、どんどんどんどん下へ落ちていくのです。自動的にみんな流れていくのです。「さっさっさっ」と、素早くしなければなりません。そういう展開時代になったのです。


 分かりましたか? (はい)。なぜ肉身が良心を支配し、良心を引っ張りだこにしながら、良心の命令を聞かないようになったのか、分かりましたか? (はい)。肉身が良心より強いからです。なぜ強いかというと、サタンの愛によって、長成(期)完成(級)基準において、サタンの根っこが肉身の所に根を下ろしているので、プラス・プラスで反発するのです。良心は神様と相対関係が決められているので、反発するのですが、肉身のほうが逆に強いので良心は引っ張られていくのです。



堕落したという観念に徹せよ


 そうなると、問題は何かというと、いかにして良心を解放させるかという決断を下すには、自分が堕落したということをはっきりと知らなければなりません。堕落したことをはっきりと知らないから、ぼやーっとしているのです。分かりましたか?(はい)。堕落していることを知らないのです。歴史がどういうふうになっているか知らないのです。それが問題です。中間位置でぼやぼやしながら自分を中心として考えているから、いくら解決しようとしても解決できません。分かりましたか?(はい)。堕落したという観念を、徹底して自覚しなくてはなりません。


 堕落は偽りの愛によって起きたのです。私の一身はサタン的な愛の結集体であり、生命の結集体であり、血統の結集体です。それを取り返すのは大変なことです。ですから神様も、数千万年の歴史を費やしてきたのです。救済が、そんなに難しいものだということを分からないといけないのです。宗教生活の一、二年でもって、救援を完成するという思いを持つ者は泥棒です。神様は今まで、真の父母、真の子供を持ったことがないのです。真の女、真の子供がいないのです。それなのに、自分が統一教会で、一、二年ですべて成そうというのは泥棒です。生涯かけて、何代かけても続けなければならない根強い歴史の背後が潜んでいることを忘れてはなりません。


 神様は今まで、再臨主を中心として、真の父母が立つために数千万年もかかったのです。君たちの負債は、そんなに、一、二年で、真の父母の血統を相続することができると思いますか? だから真剣に、神様の何十倍以上、真剣になれば、時間を短縮することもできるのであって、この世的に歩調を合わせながら、遊びながら、いい加減にして、何か福祉事業みたいにしてできるものではありません。これは本職です。分かりましたか? (はい)。


 今、分かったことは、堕落がはっきりしたということです。偽りの愛によって、偽りの生命、偽りの血統を受け継いだのです。それを考えると、触りたくもないのです。みんな悪魔の手足であり、この身は国賊どころではなく、天宙を売った天宙賊です。怨讐の血が固まっているのです。


 その子女になった場合には、宿命的な立場に立つのですから、これは大変です。いくら国賊の子供が名誉の学位を何千持っていると言っても、それは国賊です。その国では、その名誉は通じません。どんなに美しい人で、お金をいくら持っていても、そのお金は神の国と関係がありません。分かりましたか? なめてかかってはなりません。真剣で、真剣になって、真剣に自分を切ってしまわなければなりません。遊び半分ではありません。先生は、そういう境地を知ったので、宇宙主管の前に自分を主管するのです。自分が怨讐です。自分が地獄と天国の基地になっているのです。軍事基地と同じです。分かりましたか? (はい)。


 良心と肉身を中心とした境界線の基地になっているのです。世界が基地にはなっていません。自分の心身が紛争しているのです。分かりますか? だから悪いのです。日本も紛争しています。野党と与党が紛争するので、悪い国です。野党と与党が紛争すれば、その国はだんだんだん弱くなってしまいます。アメリカは、二重の野党と与党政策なので、おしまいです。それは兄弟同士なので戦うのです。親子は戦いません。アメリカの政策は縦的観念がないのです。中心がないのです。だから握手は横的です。東洋(の礼)は縦的です。(先生がしぐさされる)


 そのように、みんな相対的な組み合わせになっているのです。分かりましたか? (はい)。堕落が分かりますか? この血が悪魔の血だと実感したことがありますか? 肉も骨もみんなそうだし、生命もそうだし、血統もそうです。こういう血統の子供を生むということは大変なことです。神様が、創造したアダムとエバの堕落した姿を見た時の大変さを、自分が生んだ子供を見て、それと同じような大変なことであることが分からないのです。堕落した子供を生む者は、アダムとエバが堕落して、神様より離れていったその時の痛みを、自らが感じないと神に帰ることはできません。分かりましたか?


 旦那さんを、自分の欲望を中心として迎えているのです。知識があるから、名門の家だから、親しい友達の紹介だからと。そんなものはいりません。本心が第二の神様なのです。絶対の神様なのです。堕落しなかった場合には、相対が誰かすぐに分かるのです。初愛の相手が決まった場合には、それ以外の道はつながりません。絶対つながらないのです。蘇生、長成、完成(期)基準での堕落の愛なので、真の愛がどのくらい強いかということを君たちは分からないのですが、統一教会の初代の信者たちはそれを体恤しているのです。


 人間はそれ以上にならなければいけません。分かれることは絶対できないのです。旦那さんを思うようになるのです。恋しくなるのです。そういう現象があるので、毎月、旦那さんの所を離れることができないというのです。 統一教会の初代の信者たちはそういう経験をしてきたのです。あなたたちも、そのような本当の真の愛と一体になって、その境地に入るのです。神秘的な体験をするのです。そうなると、愛の共鳴圏に入って、霊界肉界のすべてが見えるのです。だから、統一教会のメンバーたちは、初代教会の時にみんな伝道は霊界から案内されてきたのです。


 また、先生は迫害があまりに激しいので、一か月に十三回も引っ越ししたのです。女たちが、みんな集まってくるので、先生はこっそりと隠れて行くのですが、神様に「先生はどこへ行きましたか?」と、御飯も食べないで、眠らないで、泣きづりながら祈って、みんなで「行こう、行こう」と、足が歩いてやって来るのです。この家に必ず先生がいることを探して来るのです。


 君たちは、それから見た場合に、みんな本質ではありません。遠い所に離れているようなものです。モーセの直轄した十二士師や七十二門徒ではなくして、六十万の喧嘩しながら従ってくる者たちです。そういう者たちは、中心を立てて国家建設の勇士にはなれません。それが失敗して、今日のイスラエルになっているのです。だから、そのような歴史の前轍が分かる先生は、そういうことのないように徹底して教育をするのです。そこに参席する者は、そうたくさんいないのです。分かりましたか? (はい)。



祝福は命懸けの業


 アダムとエバが堕落した時に、神様に追放されたアダムとエバと同じように、君たちが堕落の後孫として生んだ子供を捨ててしまうような立場に立つ心を感じないと、神様の心情圏は分かりません。サタンの子供と同じことです。分かりましたか? それを感じることのできる女性が、今日まで、地上のお母様がいないのです。それを感じなければなりません。歯を食いしばって、そういう子供として生まれたのだから、早く祝福を受けなければならないのです。祝福を受けても、蘇生、長成(期)基準の上のほうに行くにあたって、七年間は自分で開発していかなければいけないのです。祝福してあげても、先生が監督してするのではありません。分かりましたか? (はい)。


 教会内でも、迫害を受けながら祝福を受けたのです。エデンの園の中で祝福されるような環境ではありません。自由千万で、平等圏で迫害が永遠になくなるような立場ではないのです。ですから蘇生結婚式であり、南北統一建国が成った場合には長成結婚式です。民主主義とカイン・アベルが一つになるのです。そうなった場合には、結婚段階に入るのです。そのような基準で蕩減を復帰していくのです。ですから統一教会のメンバーで祝福された家庭は、三十歳、三十三歳を超えなければ結婚生活ができないようになったのは、第二先祖のイエス様の過ちを復帰しないといけないからです。


 それが三十歳に下がってきました。イエス様が出家しないで、家庭内で結婚することのできるような環境に入ったので、昨年から三十歳に下がってきたのです。ですから真の父母様が、三十三年の結婚以後の時代に入るのです。分かりましたか? それらはみんな数理的な蕩減です、そのようなことを、君たちは何も知らないのです。ただついて来るのではありません。十年間もぼやっとしていてはなりません。それでは、六〇〇〇双の祝福を受けても何にもなりません。子供が霊界に行って、お母さんを悪魔として讒訴します。「なぜ、こんな子供を生んだ!」と讒訴します。


 神様が一番嫌がることは、堕落したアダムとエバを追放する時の痛みです。その後孫をまた追放しなければならない立場に立つことです。ですから安易に結婚するよりも、独身生活をしなさいというのです。宗教生活を通して、自分たちが今まで分別し、血統転換して天的な子供を生んだ時のように、それを神の子供として尊敬して、旦那さんと愛しながら育ててこなかったという話です。大変なことです。祝福を受けたことが讒訴圏になるのです。災いになるのです。遊びごとではないのです。命懸けの業です。分かりましたか、何の話か? (はい)。


 周辺にサタンがたかってきて、君たちの一族をみんな殺してしまうのです。でたらめになった場合、将来子供には良くないし、君たちの将来がもうだんだん狭くなるのです。見てみなさい。間違いなく、み旨を先頭切って行く者はだんだん広くなるけれど、後ろから批判してついて来る者はだんだん狭くなるのです。大変なことです。君たちの自由にはなりません。見てみなさい。だんだんだんだんと大変なことになるのです。自分自身どうにもならない境地に追われていくのです。そういうことを知っているから、先生は先頭に立つのです。先生は利口な男です。前後のすべてを知っているのです。分かりましたか? (はい)。


 堕落したアダムとエバに似たような、サタンの血統を相続した子供を生むような女になってはなりません。それが一つ二つとたくさん増えていけば、エデンの園で追い出したエバよりもっと悪くなるのです。だから真剣なのです。どんなことがあっても、四大心情圏と三大王権を中心とする基準に合わせるようにしなければなりません。分かりましたか? (はい)。


 だから、日本も悪いのだけれど、日本から来た女たちも悪いのです、なぜ悪いかというと、心身が紛争しているから悪いのです。心身が紛争するのです。世の中の世界大戦は、休戦条約で戦争を中止することはいくらでもできたのですが、この良心と体の心身紛争は、過去、現在、未来まで続くのです。その戦争をやめさせるために、解決するために、手をつけた者は一人もいません。それを先生が始めるのです。分かりましたか? (はい)。どんなに難しいことがあっても、紛争の相対を一つ切ってしまわなければならないし、元に帰らなければなりません。だから、絶対なる良心を自分の神様として侍って、絶対崇拝しながら、肉身をそれに合わせて収めていく以外に、サタンの基地を撲滅させる道はありません。分かりましたか? (はい)。


 どんなに難しくても根っこを取ってしまわなければなりません。これは、人間が肉身を持って地上に生きている間に果たさなければならない重大な宿題なのです。宿命的な宿題なのです。宿命というのは死んでも成し遂げなければならないのです。死んでも成し遂げないと、また再び地上に来て、成し遂げない限り帰る道がありません。ですからイエス様も、地上でもって家庭を持たなかったので、家庭を持って国家基準を立てるまで、再び来られて再臨の時代を中心として、それを復帰するのです。


 だからイエス様も、二〇〇〇年間にたくさんのキリスト教徒が殉教する血を見ながら、その痛みを感じながら、苦しい痛哭の声とともに、涙を流しながら復帰の路程を辿ってこざるを得なかったのです。分かりましたか?


 一億全体が引っかかっているのです。一億、一国が引っかかっているのです。勝手にやってはなりません。祝福受けている女が、そんなに十年間も何ですか! 自分は自分一人ではないのです。公的な連帯的な関係を持っているのです。親も、兄弟も関係しているのです。神の摂理は、そのように祝福したので、先祖の良い人の恩恵によって召されて、そのような立場に立っているとするならば、全体を代表した場合は、全体に責任を持たなければならないのです。中心者は責任を持って全体を保護しなければなりません。ですから、先生は中心者として、日本のエバ国家の使命に対して責任を持っているのです。責任感でもって、このようにやっているのです。それから、保護してあげるということです。死んでしまえばどうでもいいのではありません。保護しなければなりません。それから責任者は、成育、発展させなければなりません。


 ですから先生は、五万人を短期間にして、このように日本全体の女の方向を完全に回してしまったのです。皆さんは男の前に立っているのです。今までは、女の前に男が立っていたのですが、今や復帰時代、女性解放時代になったので、女が男の前に、完全に立つのです。日本全体のそういうようになっているのです。


 そこで、五万人が六〇〇〇万人の女に対して、一人が一二〇〇名に影響を及ぼさなければならないのです。そういう責任があるのです。



良心の命令には絶対服従


 先生に続けて言ってください。私は(私は)、堕落した女です。(堕落した女です)。エバと同じです。(エバと同じです)。それをはっきり知らなければなりません。これは嘘ではないのです。自分の血も、生命もみなサタン的なのです。ですから、今までの既成祝福のようであってはなりません。完全否定、無の境地を通過しなければなりません。それをしないで子供を持ってはなりません。それが公式になっているのです。誰にもどうにもできません。先生にもできません。


 良心が何か分かりましたか? 良心が無力になってしまったのです。ですから、問題は何かというと、神様と真の父母によって、再び関係づけられなければなりません。真の父母は蘇生、長成、完成(期)基準以上に、完成基準を通過して下りてきているのです。解放圏を経て、神様をお連れして、堕落圏の長成(期)完成(級)基準まで下りてきて、先生が接ぎ木してやるのだから、先生を通して完成基準に上がる道ができるのです。梯子が作ってあるのです。分かりましたか? 真の父母が通過した梯子があるので、それを上がることができるのです。それをサタンは何とか否定して、個人から家庭、氏族、民族、世界的に否定させようとしているのです。だから君たちは、否定する環境、家庭、氏族、民族、国家、世界的な否定圏を、何事にもとらわれないで真の父母と一体となっていけば、無難にその峠は通過します。真の父母を離れた場合には、行く道がありません。原理的にそうなっているのです。分かりましたか? (はい)。


 先生は長成(期)完成(級)基準に上がってきたので、世界の長成(期)完成(級)基準から完成(期)完成(級)基準を凌駕して、長成(期)完成(級)基準に来て、これをつないでいるのです。ですから、真の父母と完全に一つにならないと、完成(期)完成(級)基準に上がる道はないのです。神様は下りてきません。それは、未完成のアダムを主管することができなかったのだから、下がってくることはできないのです。


 しかし、アダム完成体は、その基準から、みんな凌駕して行ったのです。神様と一つになって、相対的真の父母圏をつくって下がってきたのですから、真の父母を中心として一つになった場合には、サタンは反対することはできません。分かりましたか? だから、下りてきた真の父母は何を教えるのかというと、良心が弱くなったことを、強調して教えるのです。良心を絶対的に第二の神様として、肉身は全部なくすように、それには良心を投入して、再創造しなければならないというのです。分かりましたか? そのことをはっきりと教えてやることによって、良心絶対権限、神様のように信奉して、真の父母様の命令と同じように信奉して、どんなことがあっても一つになりなさいという話です。


 そうなった場合には、自分をそこで失ったのだから、そこから自分を真の父母によって、案内することによって、堕落した時、アダムとエバが長成(期)完成(級)基準まで上がっていなかったので、神様も完成できなかったのですが、先生は長成(期)完成(級)から完成(期)完成(級)基準まで、みんな通過したのです。未知の世界を開拓したのです。アダムとエバが知らないで堕落した圏をみんな分かって、完成基準まで上がっていったのです。ですから、お父様の言うとおりに一つになった場合には、自動的にサタン圏限を凌駕することができるのです。分かりましたか? (はい)。


 サタンは世界的にそこに上がらないように、ずーっと文先生を殺そうとして、いろいろ計略しているのです。それらをみんな、個人的、家庭的、世界的に、各段階での八段階の迫害を凌駕してきたのです。そうして、出発から垣根をみんな砕いてしまって、完成したアダムが、神様をずーっとお連れして地上まで下りてくるのです。そのように下りてきたのだから、いかなる段階でも、反対するサタンがいなくなってしまったので、神と共に家庭的に、氏族、国家、世界的に、神と共に生きるような時代になってきたのです。これはアダムの家庭ではなく、世界的なアダム理想完成基準において、神様を東から西、西から東へ、個人から五十二億へ、横的に総括して命令し、指導するような時代に入りました。


 もはや、遠くないのです。七年間でもって世界を完全に一つにまとめるのです。だからサタン世界は、もう大変です。めちゃくちゃになってしまうのです。日本も今から大変です。見ていなさい。日本の女はみな、世界的な悪い男に一人ずつのせられて、みんな売られていくのです。世界の男たちがみな、日本の女を好んでやって来て、エイズを増やしていくという話です。


 分かりましたか? 良心権限を最大限に拡大するような教えをしているのです。これをはっきり分からないというと、自分を世界的に解放する動機がなくなるのです。力が出ないというのです、分かりましたか? (はい)。


 良心の命令には絶対服従しなければなりません。そして、その規定は、良心は第二の神様であり、神様の相対圏である自分を中心としては、第一の絶対なる神様として侍りなさいというのです。分かりましたか? (はい)。分かりましたか? (はい!)。分かりましたか? (はい!)。



良心が先に分かるか、神様が先に分かるか


 そこで、こういう質問があるのです。良心が自分に対して分かることは、神様より先なのか、神様のほうが先なのかということです。何の意味か分かりますか? 良心は、自分に対して分からないことがないということです。良心をだますことはできません。良心には教育が必要ではありません。良心は母よりも立派であり、先生より立派であり、神様より立派なのです。ですから、良心が自分に対して分かることは、神様が自分に対して分かるのと比べてみて、先に分かるか、後に分かるか、ということです。どうですか、はっきり答えてください? (先です)。何でそんなに言えますか?(先生が今、教えてくださいました)。それは今、先生から聞いたことです。


 自分に対して、神様が先に分かるか、良心が先に分かるかと聞いているのです。なぜ、そう言えますか? はっきりしてください。神様だに、自分に対して質問しなければならないというのです。神様が先に分かったとするならば、神様が、「君、こうだろう」と言うのです。「君、こうこうこういう悪いことをしたね」と言うのかというと、そうは言いません。分かりましたか? なぜ、そんなに言わないのかというと、「君、どうした?」と聞くのです。そうした場合に、「こうこうなったから、こうです」という時に、「そうだね」と解決してくれるのです。エデンの園でアダムが堕落したそのことは、アダム・エバ自体が知っていると同時に、神様も知っているのです。だから、誰が先に知ったかというと、良心が先に知っているのです。


 それでアダムは、第二の神様の位置に良心を立たせたのです。それから、自分自身を中心としては、絶対的な神様として良心を頂いているのです。分かりましたか? もしも神様が、先に知ってそうしたとするならば、神様の体と同じだというのです。神様の良心が先に自分を分かると同じように、神様と一体になったものだというのです。しかし、まだ愛の相対として一体にはなっていません。分かりましたか?(はい)。そういう、神様自体がなぜ、良心が自分より先に分かるようになっているかというと、良心の相対である肉身は神様の相対ではありません。それは、良心を中心に肉身が相対になっているのです。それが先に一つになるようになって、それをつなぐようになっているのです。それが先になって、それをつなぐのではないのです。分かりましたか? 良心を中心として、体が一つになって、神様につながるようになっているのです。


 だから、神様と一つになっていないということは、神様の相対の価値、そして別個の真理体として立たせるために、別個の中心の基準が、神様とは別になっているのです。自己完成とは、自分を中心として良心と肉身が一つになるのが先です。それが一つにならないというと、神様の相対としての良心と一つにはなりません。分かりましたか? (はい)。そういう面において、良心は、すべて神様よりも先に分かるのです。そういうような立場に立っているので、人間は神様の愛の相対の価値存在になるのです、分かりましたか? 神様をプラスとして、自分はマイナスとなって、プラスの相対の立場に立つのです。ですから、マイナスはマイナスとして先に分かるのです。これが重要です。


 だから神様も、良心に訪ねてくるのです。自分と一体となれば訪ねる必要はありません。分かりましたか? 訪ねるということは、相対的な個別真理体だからです。真理体になっているのです。それはマイナスの存在であって、プラスではないのです。分かりましたか? もしプラスであれば、もう聞く必要はないのです。一つになっているので、自分の手足と同じだから、聞く必要はないのです。先に知っているのに、何を聞くのかというのです。しかしこれは相対の立場だから、プラスではなくマイナスだから聞かざるを得ないのです。分かりましたか? (はい)。


 だから良心の命令は、絶対に受けなければならないのです。神様はプラスだから、マイナスはマイナスで一つになって、完全に完成しなければなりません。それで、良心を神様のように絶対信奉しながら、一つにさせる道が修養の一番の近道です。祈祷する時も、良心に向けて話をするのです。「あなたの良心は、いかに苦労しましたか、肉身とまるっきり反対の境地に立って、肉身がこういうことを反対したのを聞かないので、いかに痛哭しましたか」と。そうすると、良心と自分と友達になるのです。分かりますか? 良心と自分と話し合うのです。そうすると良心が、第一の神様の基準に立つようになるのです。


一体化した基準に、どんどん肉身が弱まって一つになれば、一つになることに比例して、マイナス圏が大きくなることに比例して、プラス圏と、どんどん一つになってくるので、だんだんと自分の良心が明らかになるのです。そのように一つになった境地になれば、教えなくてもすべてが分かるのです。堕落のサタン圏に奪われて、引っ張っていかれたので、自分が分からなくなり、みんな反対されて、ふさがっているのです。ですから、それを完全に回した場合には、すべてに通じるのです。分かりましたか? (はい)。



良心は両親に優る、良心は先生に優る、良心は神様に優る


 それで良心はー、一緒に言ってください。良心は(良心は)、両親に優る!(両親に優る!)。神様は何かというと親です。良心は、自分を生んでくれたお母さん、お父さんに優るというのです。神様より先に分かるというのです。分かりましたか? (はい)。良心は(良心は)、両親に優る!(両親に優る!)。良心は(良心は)、両親に優る!(両親に優る!)。親に聞く必要はありません。分かりましたか? (はい)。そういう習慣性を付けて、良心に聞くのです。最初は何も分からないのに、だんだんだんだんこういうふうに三六〇度を超えれば、一つの自信が基台になるのです。二回、三回になれば、これは王宮になり、円周が、半球になり、小さいのからだんだん大きくなって、こういうふうにして上がっていくのです。(先生が手で円を描くしぐさをされる)それが、半球型になった場合には、すぐ、良心の主体である天と一つになるのです。そうした場合には、堕落しない本宮の自信でもって、すべて霊界、地界が明らかになるのです。分かりましたか? 大変なことです。これが一番の近道です。


 今まで、こういうような内容を、修めようとして教えてきた教典もなければ、そういう先生もいないのです。先生自体に始まったのです。なぜかというと、完成したアダムの権限を持ってきたのだから、先生に従っていけば知らないうちに、アダムの堕落圏を突破することができるというのです。分かりましたか? そうして、神様と一つになり、神の創造理想と一つになった場合には、サタンはここにくっつくことができません。自動的に、天使長の立場に帰らなければならないのだから、神様に絶対服従するようになるのです。神様に対して悪辣な相対圏に立っているので、今は残っているのです。分かりましたか? (はい)。


 良心は(良心は)、先生に優る!(先生に優る!)。良心は(良心は)、先生に優る!(先生に優る!)。良心は(良心は)、先生に優る(先生に優る)。先生が教える必要はないのです。先生に教えを受けるところは何もないというのです。良心が教えてくれるのです。先生は教える必要がないというのです。分かりましたか? (はい)。


図-2

 良心の基準が基盤になった場合には、自分の生涯において成すべきことがみんな分かって、自分に必要なもの以外を成す必要がなくなるのです。それは何かというと、自分の必要とするものは、みんな成すようになっているのです。その必要の最高の目的は、神の愛を占領することです。分かりましたか? だから、宇宙を占領しても、まだまだ占領したいと思い、神様を占領しても、神様が一番尊ぶ愛まで占領して、「あー、終わりだ」と言えるのです。そこを占領した場合には、再び帰ってくることができるのです。


 そこで、占領したものを相続するために、子供が必要なのです。分かりますか? 神の愛を占領した場合に何が必要ですか? 後世に残していくためには、子供が必要なのです。神様と一体になる境地は、愛を中心として一つになることです。分かりましたか? (はい)。


 それで、良心は(良心は)、神様に優る!(神様に優る!)。良心は(良心は)、神様に優る!(神様に優る!)。良心は!(良心は!)、神様に優る!(神様に優る!)。神様に聞く必要がないというのです。自分が、真の父母を中心としてつながった場合には、自分を中心として、良心の命令に絶対に一つになれば、間違いなく天国につながる道があるのです。分かりましたか? (はい)。これは、死ぬまで地上で絶対必要なことです。分かりましたか? (はい)。


 真の愛を中心として、兄弟が一つになった場合には、(先生が黒板に図―2を書かれる)小学校から中、高校へ、大きなプラスに向けて一つになった場合には、これが一つになるのです。こういうふうに発展して、これを対応的相対関係というのです。分かりましたか?


 こういうふうにすべてが発展していくのです。中高等学校を卒業して、マイナスが大きなプラスの大学になって、それが一つになって発展して、対応的相対関係でだんだん大きくなって、どこまで行くのかというと、神の愛を占領するまで行くのです。精神的には神の愛を占領することであり、肉身的には、原子世界、物の世界では、神の愛の接触分野の生殖器が最高の望みの基準なのです。だから人間の愛の分野に向かって、すべてのものは投入して入ってこようとするのです。


 ですから植物は鉱物が好きであり、鉱物は動物が好きであり、動物は人間が好きなのです。そして、最も最高の望みとする所は、神の愛の平面的な最高部の夫婦の愛の器官なのです。これが地上天国の基台です。良心の基準は神の愛です。分かりましたか? 神の愛を占領する所です。


図-3



 それは縦的な父子関係です。神様の愛は縦的な愛であり、天から地に下りてくるのです。真の愛は、直短(最短)距離を通過します。回っては行きません。縦的の距離でもって、一番近い直短距離は平面を中心とした九十度です。これは、家などをつくる時、まず平面を見るのです。そのためには、ずーっと重りを下ろして、それから水平になった計りを中心として、水泡を真ん中に合わせるのです。そのように縦的横的を組み合わせないと、立体構造物が生まれてきません、分かりますか? (はい)。


 ですから、人間の愛においても、二つの愛があるのです。父子関係の愛と夫婦関係の愛です。それから、兄弟関係の愛なのです。(先生が図―3を書いて説明される)上下関係が父子関係、左右関係が夫婦関係です。前後関係が兄弟関係です。このようにすることによって、球体になるのです。


 このような球体になるのです。これは上下関係は父子関係、左右関係は夫婦関係、前後関係は兄弟関係です。その三つが一つの中心を中心としてつながっているのです。真の愛を中心としてです。これらが一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ。七つで完成なのです。この円は八番目です。円を描くことによって、いくらでも無限に回るのです。いくらでも繰り返し、繰り返し、繰り返しても再出発、再出発になるのです。分かりますか? (はい)。



統一完成圏


 神様はどこにいるのかというと、ここにいらっしゃるのです。(先生が図―3の7を示される)これをサッカーボールにした場合には、ここに数多くの線が引かれるのです。分かりますか? 無限の線でもって、同じような線でもって、表面を支持するのです。表面が真ん丸い表面になるには、そのすべてを支持する力の方向は、この中心の一点を通るのです。この一点です。分かりますか? この一点を通らないと、この表面が真ん丸にはならないのです。ちょっと外れた場合には、それが凸凹になるのです。点が一つしかないのです。分かりましたか? 一つでありながら、全体がそこに引っかかっているのです。神様はそういう所にいらっしゃるのです。ですから、良心の真ん中が、肉身と良心がつながる愛の四大心情圏なのです。子女愛、兄弟愛、夫婦愛、父母愛。そういうような愛が完成したその一点というのは、結婚の初夜の愛をつなぐ所に定着するのです。それで神様はどこにいらっしゃるのかというと、愛の生殖器、愛の一体の元に住むというのです。


 それで、女たちはどこを求めていきますか? 夫婦関係の愛を求めていきますか? そのように生活しますか、そうではありませんか? 男もそうです。男と女がどこを中心として生活を結ぶ点になっているかというと、それが夫婦関係です。夫婦の因縁ではなく、夫婦関係をする所です。それが円満であった場合には幸福であり、それが不満だと不幸なのです。分かりましたか? その器官が原理原則、四大心情圏を抱えるようになると幸福であり、それが欠けた場合には不幸なのです。子供を持たないと不幸なのです。分かりましたか? (はい)。


 こう見た場合に、結局夫婦というものは、真の愛を中心としていえば、(先生が上記の文字を板書される)第一に統一完成圏、第二統一、第三統一です。これは何かというと、心身一体です。分かりますか? 心身一体とは、真の愛を中心として心と体が一つにならなければならないのです。偽りの愛によって心と体が紛争するようになったのを、蕩減復帰して、真の愛を中心として心と体が一つにならなければ、元の基準に返った立場ではないので、天国に入ることができません。分かりましたか?


 そういう真の(愛の)第一統一完成体たる男と女が夫婦になって、一つになるのが第二統一完成体というのです。分かりましたか? (はい)。


 第二に夫婦が一つになったとすれば、見えない神様の形状と性相が一つになったと同じように、実体的に引き出して、男は性相の実体、女は形状の実体として、見えない神様の実体圏が見える実体圏となるのです。それはプラス・マイナスであり、例えば心と体と同じように、神様の見えない実体と神様の見える実体の、性相・形状一体圏は良心と同じです。分かりましたか? (はい)。


 心身が一つになって、夫婦が一つになって、第三番目には見えない性相・形状の実体が、見える実体の性相・形状として、心と体と同じように一つになっているのです。それは、真の愛によってです。ですから結婚初夜における愛の根は、神様なのです。良心と愛と神様が一つになって、アダム・エバが結婚式の前に、愛の主人は神様なので、神様が初めて一つになって、それから、これが二つになるのです。分かりましたか? アダム・エバの結婚式は横的結婚式であり、これは縦的結婚式になるので、縦的が横的よりも先に立つのです。


 だから、結婚初夜の夫婦関係の瞬間において、男が完成されるのであり、女も完成されるのです。男、女半分だったものが一つになるのです。半分ずつが、こういうふうに分かれて、(先生が両手でしぐさされる)また合うのです。神様において一つであった、無形なる性相が実体化して、分割されて、性相は男として、形状は女として、大きくなって、二人がここで一つになるのです。そうなった場合には、無形実体の神様において、性相形状が一体であったと同じように、実体的一体になるのです。だから、アダムとエバの結婚式は横的の結婚式であるとともに、神様と、アダムとエバが結婚する一体圏は縦的結婚です。先に縦的が始まって、横的がつながるようになるのです。分かりましたか? (はい)。


 この位置の縦的を中心として、横的になって、これが九十度です。(先生が図―4を書いて説明される)ですから神様は、ここ(神の座)にいらっしゃるのです。既に話したように、こういうふうに球形です。分かりましたか? (はい!)。神様は良心の根、愛の根としてそこに住んでいるのです。良心の主体も神様であり、愛の主体も神様です。そうですね、分かりましたか? (はい)。主体が初めてその愛の体恤を成すようになるのです。だから、アダムの結婚式は神様の結婚式なのです。そしてアダムとエバの完成は、神様の完成になるのです。これが、宇宙の根本の秘密です。分かりましたか、分かりましたか? (はい!)。


 神様はどこにいらっしゃるのですか? 夫婦生活の夫婦関係する本源の基準に、いつでも神様はいらっしゃるというのです。それで、神様は縦的だから、縦的の血統を相続して生まれたのが自分だから、自分には縦的な親の血統と生命と愛、横的な愛と生命と血統を受け継いでいるのです。だから二重になっているのです。縦的な父母より相続されたものが良心であるので、良心を縦的な自分というのです。分かりましたか? 神様の愛と一つになっているので、教育は必要ないというのです。肉身は横的な自分ということです。それで良心が縦的な自分であり、肉身が横的な自分なのです。分かりましたか? それが九十度を中心として球体圏を成すために、父子関係、夫婦関係、兄弟関係は切り離すことができません。


 アメリカなどは、兄弟観念がないのです。夫婦関係もめちゃくちゃであり、父子関係もめちゃくちゃです。だから滅びるのです。天運の保護圏を離れているので、自動的に分散してしまうのです。この基準に通じれば、天運の保護は永遠に、立体的に、球体的に保護されるようになるのだから、永遠に発展するのです。分かりましたか?(はい)。



真の自分を探しましょう


 そうすることによって、真の自分を探すことになるのです。男は男なり、女は女なり、神様と人間が一つになることによって、はっきりした自分の一体圏を生みだすことによって、この世の中の女や男のために乱されるようなことがなくなるので、世界の大問題も八〇パーセント以上が治まってしまうのです。分かりましたか? だから結論として、良心を強くしなければなりません。そうするには堕落観念を徹底させなければなりません。自分は堕落した者であるということです。分かりましたか? (はい)。


 私は堕落しました! (私は堕落しました!)。ぺちゃんこです。ぺちゃんこには価値がないのです。これを復帰しないと何の価値もない堕落したサタンの遊びものです。地獄の基地です。だから、平和の世界は自分から築くのです。紛争している者には、いくら世界が一つになっても、自分と何の関係があるかというのです。それが傾斜になっているので、置くものがみんな滑って転がって落ちてしまうのです。そのバランスです。分かりましたか? (はい)。


 だから統一教会の名前は、その平衡をいうのです。両方が統一になっているのです。その上に自由があり、その上に幸福があり、その上に希望があるのです。紛争する所に自由がありますか? 分かりましたか? この世の中の簡単な真理です。


 日本の若者は、「自由だ! ハッハッハー」とやっているのですが、何を言うかというのです。君たちが戦っている、本心の紛争する所に自由がありますか? まずもって、自分が自由を得るには、平面基台をつくらないといけません。その基台は統一基台しかないのです。それで「心身が一体になれ!」と言うのです。夫婦喧嘩をした朝、気持ちが良いですか、悪いですか? 御飯を食べても、良いことがあっても、みんな嫌になってしまうのです。夫婦が釣り合った場合には、すべてが「オーケー」です。それを考えれば気持ちが良いし、幸福であるし、すべてが円満に通じるのですが、それが、こうなった場合には、すべてが駄目です。自分が大変なのに、外的にいくら「平和だ」と言っても、自分と何の関係があるかというのです。元は自分なのです。分かりましたか? 自分がすべてに入るように、すべてと関係するような完成体を成すことによって、全体が必要とするのです。


 個体は、自分を必要とするし、家庭も必要とするし、国も必要とするのです。それが一つになるには、神様の再創造理想に投入して忘れることです。神様も、一〇〇パーセント投入した場合には、一〇〇パーセントの価値しか生まれてきません。一〇〇〇パーセント、億万倍の愛の相対を願うのであれば、億万倍を投入して忘れることによって、その倍加、倍加の価値が高まっていくのです。


 この自由世界、個人主義の世界において、いかに一八〇度違う世界を迎え得るかは、全く神の創造原則の理論と同じように、投入して投入して忘れることによって、もっと高い理想の相対者を得ることができるのです。理論的なのです、分かりますか? (はい)。だから個人において絶対必要な真理は、投入して忘れなければ蕩減復帰ができません。堕落した者が、逆に変わっていく道を探すことはできません。


 必ず、たくさん投入した者は、一家庭を中心として、八人を相手にした場合には八人の中心になるのです。氏族のために家庭を犠牲にして、氏族には自分の家庭みたいな家庭が何千も入っているので、何千倍の家庭のために、家庭はすべてを投入して犠牲にならなければなりません。次に、氏族はなぜ国のために犠牲にならなければならないのかというと、国は氏族みたいなものがたくさん入っているので、たくさんの氏族を滅ぼして、自分の一族を重んじようとする者は地獄へ行くのです、破壊分子なのです。原則ではないのです。分かりますか? (はい)。


 日本人として、日本ばかりを考えて世界を利用しようとする者は、世界を破壊させる罪に引っかかるのです。だから、世界の保護を受けるためには、世界に向けて投入して忘れることによって、世界の中心の国家になるのです。その原則は万年を通じても変わらないので、中心の国になるのです。中心者はその国に責任を持つのです。先生は統一教会の中心(者)なので、すべての悪いことにも先生が責任を持ってきました。それで、統一教会に無限に投入してきているのです。分かりますか?


 自動的に、中心になった者は責任を持つのです。中心者は保護しなければならないのです。みんな原理原則です。このように保護しなければならないので、統一教会全体を保護するのです。日本の国の中心の政府であれば、日本のすべてのことに責任を持ち、日本を保護しなければなりません。それから日本を立派に発展させ、生育させなければなりません。発展させなければならないというのです。そのような、三大責任があるのです。だから先生は、君たちに夜遅くまで、なぜこんなことを話すかというと、きのうよりきょう、どんなに時間を費やしても、きのうより大きくなるように、発展するように、成長させるために投入しなければならないので、こんなことをするというのです。分かりましたか? (はい)。


 それは、すべてが原理原則に一致したものであり、それで悪い自分にならないし、良いという結果になるので、どんなに時間を費やしても良い、断食しても良い、牢屋に入っても良いと言うのです。牢屋に入っても悪い所には行きません。先生が牢屋に入った結果、アメリカを凌駕する結果を生みだしているのです。牢獄から出て七年目に、アメリカ全国を踏みにじってしまうようなことを成し得て、「真の父母と成約時代! 新教と旧教をカイン・アベルとして、父母の前につながれ!」と命令しても、みんな反対する者はいなくなってしまいました。


 自分が怨讐であり、自分が悪いのです。自分が悪いということが分かりましたか? (はい)。自分が怨讐であれば、いくら家庭の平和と言っても、自分とは関係ないのです。それは除外されるのです。だから、平和でない者は地獄へ行くのです。地獄です。分かりましたか? 心身紛争する者は地獄へ行くのです。堕落のゆえにそうなったのだから、堕落の基地を完全に収拾して、心身一体にならなければ、天の元の国には帰れません。


 元の国に帰るには、真の愛というものが必要であり、真の愛というものは生命を投入して忘れる境地を越えないと出発しません。なぜかというと、サタンの愛は、サタン的な生命基準以上でなければ、神の愛につなぐことはできません。だから「死なんとする者は生きる」という、そういうような逆説的な定義を出さざるを得なかったのです。こういうような内容をもって、天的な教理、経典、聖書は、はっきり教えているのです。分かりましたか? (はい)。


 ですから、まるっきり、サタン世界に向けては一八〇度違う所です、だからサタン世界は、文先生がそういうふうに神様の国を誘致しようとするのだから、全世界のサタン世界は一〇〇パーセント、一八〇パーセント反対するのです。反対しない者は嘘です。サタン世界で喜ぶ者はサタン化された者だから、自分を通して、それは感じません。何の衝撃も受けないのです。だから、相対的に立つ所の者を「殺せー!」「駄目だ!」と言うのです。ですから、世界的な宗教指導者として、歴史的に出発して、世界的な迫害を受けるようになるという、このような原則が当然なければならないことになっているのです。それで先生は何を願っているのかというと、早く世界的な迫害の時代が来るように願ってきたのです。



女の全権時代は二〇〇〇年まで


 今や、それも過ぎました。その戦いも過ぎました。アメリカを中心として過ぎました。アメリカの五十州をまとめてしまって、みんな万歳したのです。一週間で国会演説を行ったのです。それは二年半かかることです。それにUN(国連)総会も、二週間から三週間以内に、お母様がUN会場で講演することになったのです。文先生はともかく可能だけど、お母様が成されたのです。先生はお母様と一体になっているのです。愛は一体だからです。


 エバ国家のキリスト教を中心とした新婦教会が失敗したのだから、新婦でもって蕩減しなければなりません。アベルはアメリカ国家、カインはヨーロッパ、自由世界です。自由世界の国会がUNで、アメリカの国会が相対圏です。それをみんなカイン・アベルとして、お母様が抱いて、旦那さんと一つになっているのです。分かりましたか? (はい)。


 第二次大戦後において、世界は英米仏と日独伊が心身一体として一つになっていたのです。カイン・アベルが一つになって、お母様を中心として先生に侍ったとすれば、そこから世界が、七年間で世界統一になるべきだったのです。今、「真の父母と成約時代」を発表したその基準は、第二次大戦後において新婦と新郎が会うようになったのと、ちょうど同じです。だからアメリカも神のほうに、イギリスの代わりに日本が、そうしてドイツは既にカイン圏として長子権を復帰したので、干渉してくるようになるのです。分かりますか? 長男とエバとお母さんが、お父さんを中心として一つになるのです。アメリカと日本のエバ国家と先生がこのようにして一つになるのです。


 韓国に来て、お母様がやるべきことは、青年を中心としてカイン・アベル。原研を中心として、共産党を中心として、大学を分裂されて、原研はみんな三年前に大学を追放されているのですが、それを復帰するのです。一つになっていくのです。これが一つになって、南の国の学生と金日成の学生が一つになった場合には、お母様の腹の中から二人の子供が生まれるのです。一つになったからです。その国家的な基準が立った場合には、世界は一つになるようになっているのです。それと同じように、日本は日本なりにカイン・アベルの子供を二人はらんでいるのです。その朝総連と民団を一つにしなければ、日本は救われません。


 同じように、イギリスのアイルランドとスコットランドが、新教・旧教として、お腹の中に入って戦っているのを、イギリスは一つにできなかったのです。日本も同じように、韓国の北と南のプラス・マイナスで反対するのを生んで一つにしなければならないのです。それは日本の女として一番嫌がることなのです。日本人も嫌がるのです。ちょうど、それと同じになっているのです。分かりますか?


 だから、これから帰った場合に、女たちは韓国僑胞の民団と朝総連をいかに統一するかというのです。それを統一しないと、日本の国が立つことはできません。それを一つにすることによって、六十万人のイスラエル民族と同じように大移動です。日本はエジプトと同じような国です。イスラエルをはらんできたのはエジプトです。それを追い出すのではなく、再び一つになって、女たちが一緒になって帰っていったとするならば、エジプトも天国になることができるというのです。分かりましたか? (はい)。


 だから民団を先にして、日本エバ国と一つになって、男を連れていくことにより、大きい民団に上がれるようにして、それに日本の男性がプラスにすれば、日本国家の救済になるのです。


 今は、そういう時代です。七年間で、一九四五年から一九五二年に、世界統一圏を成そうとしたのですが、それが四十年延長して、新婦と新郎が一つになって、韓国と日本エバ国家が、再び一体圏を成すことによって、今から七年間で一つにならなければならないのです。七年も延長させてしまったのですから、エバ国家の日本が全世界の女たちと再び組んで、方向を固めることによって、全世界が方向をまとめるようになるのです。エバ国家の日本の女は、旦那さんが誰であるかということを知っているのです。


 全世界の女はエバと見るし、全世界の男は天使長と見るのです。全世界の女の前に、真の完成のアダムは一人として、再臨の主と見るのです。女と再臨主は一つで、こちらは天使長です。天使長を再び接ぎ木して、先生が第二のアダムをつくりあげなければ、君たちの相対者はおりません。分かりましたか? 母の分身になって、お母様が姉さんだとすれば、君たちは妹です。先生から見た場合には、正妻と妾の立場です。


 復帰は、レアとラケルを中心として見た時、レアが正妻になるべきではないのです。ラケルが正妻になるべきなのに、レアがなぜ正妻になったのかというと、復帰路程において、堕落した女から復帰されたレアみたいな女がいなければならないからです。それがレアとレアの娘です。(一方)ラケルみたいな本当にヤコブの願った娘と子供とを一つにさせなければならないのです。そのことを全世界的に、ヤコブ家庭でできなかったのです。イエス家庭でもそっくり同じです。


 こういう関係を先生を中心として見れば、聖進様のお母様も獄中で離婚したのですが、聖進様がいる以上、ちょうどそれに引っかかるのです。聖進様のお母様は子供と一体となっているから、いくら年取ったとしても、いくら別れたとしても、聖進様の家に入って住むことができるのです。聖進様が切ってしまうことのできない場合には、いつもお母様を憎み、聖進様と共に反対するような立場に立ちやすいのです。これを凌駕していかないといけないのです。ちょうどそれと同じです。


 歴史は、ただでは通過できません。蕩減復帰というのは、堕落したとおりに再び再現して、反対に一八〇度違った方向に行くことによって、収拾の道ができるようになったのです。アダム・エバが堕落する時に、天使長とエバが、一つになってアダムを地獄に連れていったので、今度は天使長とエバ、お母様が日本の国を一つにするのです。一つにしてアダム国家を蕩減復帰するのです。アダムを追放したので、反対に救ってあげなければならないのです。それが日本と天使長です。今がちょうど、その時です。分かりましたか? (はい)。


 その基準は、既に終わりました。全世界を回ったのです。そうなると、七年間において、世界を一つの方向に、統一世界をつくらなければなりません。七年間に世界は、そのように急変していくのです。だから今、アメリカも、日本も、韓国も、そういうような境地を進んでいくのです。分かりましたか? (はい)。


 女の時代は七年間です。女の全権時代は二〇〇〇年までです。先生は、今から七十年代、八十年代までの七年間が残っているのです。一九四五年から一九五二年までの七年間ですべてをまとめようとしたことが、今残って延長されているので、再びそれを蕩減復帰して、完全な地上天上天国の成立が可能な時代に入りました。それで氏族メシヤを送って、家族メシヤを編成するというのは、地上天国編成が始まっているからです。分かりましたか? (はい)。



横的東西統一と縦的南北統一


 堕落観念を強く感じていくことによって、自分の良心圏が絶対権限の上に立ちます。それが立つとしても、どういう方向で、どういうような思いでいくかというと、神様が再創造するのに投入して忘れてきたと同じように、統一教会は家庭のために投入して忘れていくのです。犠牲になるのです。氏族は民族、民族は国家、国家は世界、世界は天宙、天宙は神様、神様自体も愛のために投入して忘れてきたのだから、それを成就しようとして従っていくことによって、勝利的な中心の国家として成り立つのです。


 国家が成立した場合には、それは世界的な代表国家になるのです。北の金日成共産主義と南の民主体制が一つになったとするならば、平面的東西の分裂がドイツです。それが一つになったとすれば、世界的縦的分裂国家、横的分裂国家群の最後の統一が、東西によって成るのです。縦的南北統一が最後のベースです。


 金日成が四十年間なぜ王様になったのかというと、キリスト教文化圏が、新婦を中心として新郎に侍ったとするならば、北の金日成は生まれてきません。南北は自動的に統一されたのです。キリスト教が反対したために、悪魔の再臨の主として唯物共産主義の父が生まれてきました。それで、二つの父が対立して争ってきたのです。それは、サタンの全権でもって、世界を一挙に攻めて七五パーセントまで占領するのです。蘇生、長成、完成(期)基準は第一次戦争も、第二次戦争も、第三次戦争の思想戦もみんな負けると思ったのに、そうはいきません。先生によって、みんなぺちゃんこになりました。


 だから、金日成は今からだんだん下がっていきます。先生は追放された荒野から、上陸作戦をして世界へ無限に上がっていくのです。このような交差時代に今、入りつつあるのです。それでソ連、中共を結び、金日成には、アメリカを中心として、日本まで活用して圧力を加えるような教会にしていくのです。分かりましたか? (はい)。何でもないような男が、そういう力を持つようになりました。何でもってかというと、神の保護力によってです。絶対なる神の権限の相対基準に立ったのだから、その相対圏を侵そうとする者は、反対しようとする者は、天運がみんな追放してしまうのです。迫害の境地をずーっと段階的に勝利して、最後の段階もみんな越えてきました。


 今は、もう世界的に「真の父母と成約時代」を発表しても、日本もびくともしなかったのです。それを取り戻すことはできません、サタンは取り戻すことができません。祝福家庭が一つでもあれば、その国は、その理念を未来までつなぐようになるのです。先生の教えはなくなりません。それは、一人が残っても続くのに、全世界の最高クラスが文先生の恵沢を受けているのです。頂上会議を中心として、PWPA、CAUSA会議、言論界などを通して、あらゆる識者、世界に手を伸ばしていないところはないのです。それは四十年以上、五、六十年間ぐらい、中南米からやってきているのです。だからアメリカの国会にしても、今後はアメリカ大統領も先生が指名すれば可能になる圏まで入っているのです。


 それを信じますか?(はい)。ソ連のビデオ(ロシアにおける統一運動)を見たでしょう? ソ連の科学施設全体を先生に提供しようと、向こうから願っているのです。ドイツとか日本では絶対にやらないのです。昔、怨讐だったからです。しかし、文先生は世界的な平和主義者として、投入して、怨讐国家のアメリカを救うために、『ワシントン・タイムズ』などを、今までつくってきたことを彼らはよく知っているのです。だから尊敬するのです。全面的に、この思想だったらアメリカを凌駕すると知っているのです。一つになって、アメリカも、自由世界も、みんな乗っ取ろうというのです。


 モスクワに行った時に、文教(文部)大臣が発つ前に十分だけ会ってもらいたいというのです。それで、「自分たちは八年前から統一思想を研究した。KGBが全面的に(研究した)」と言うのです。「悪辣な反共運動の王者のレバレンド・ムーンがこうやった場合にはー」と。それで、「もしかしたら、共産主義はもう、これ以上続かない」と、彼らは八年前から知っていたのです。「共産主義を撲滅させた場合に、レバレンド・ムーンがそれ以後の対策もなくてやった場合には、悪辣な者であり、何の代案があるのか?」と彼らは言っているのです。その結果、「先生の真理は我が国に必要です」と言っているのです。それで約束したごとく二四〇名の経済学者たちを案内して、自分たちの共産主義経済体制から民主主義、個人主義を中心とした体制、それらすべてのいろんな約束をみんな成して、彼らの道を示してやったのです。


 それで直ちに、二年半後には十万人近い人々を教育しました。「七十五日間で五万人をやったのだから、そういうペースでもってやれー!」と。だから、いかなる勢力、政治団体の基盤があっても、これを抜き取ることはできません。ソビエトに対して、それを指導し得る体制をもって、自信をもって指導したいという者は先生以外にはありません。分かりましたか? エリツィンの経済の最高分野まで手がついているのです。UN(国連)の共産地区の悪辣な地下運動をした者を、エリツィン政府に戻してやって、UN事務局を治めないといけないのです。いろいろな世界のことをしないといけないのです。分かりましたか? (はい)。



天願うエバ国になるには


 そのようなすべての経済(問題)は、エバ国家が支えないといけないのです。英米仏、世界を統一した立場に立つキリスト教文化圏が反対しているのも、エバ国のゆえです。イギリスがアメリカを生んであげなければならないのに、今は怨讐になっているのです。だんだんだんだんアメリカを生かす方向に、神のみ旨を中心としてやれば、すぐに目をみはるようになるのです。中共も、ソビエトもです。それをエバがしないといけないのです。生み直さなければならないのです。放蕩息子であれば、母は子供に対して泣きづりながら、お父さんより胸の心情の痛みを感じなければならないのです。分かりましたか? お父さんは送る時、そうは言わないのです。エバに全世界を任せているのです。分かりましたか? (はい)。


 英米仏のキリスト教文化圏が、新婦圏がそうだったのです。旦那さんとして来られる再臨の主は、たった一人だというのです。聖書を見れば、そのような歴史があるのです。親もなければ親戚も何もないのです。たった一人で来るのです。持ってくる財産は何もないのです。たった一つの真の愛と、真の愛の子供の種だけしか持っていません。堕落した世界の女は、すべてを犠牲にしても、それが必要なのです。それを通過しなければ、子供も再び、女も再び生まれ変わる道がありません。


 真のお父さんの真の愛の子供の種と、真のお母さんです。二人を通過して再び生んでもらわなければなりません。神の国に真の子女として生まれて、生涯を終えて移動していくのが天国であって、真の父母と関係のない者は、愛の門を通過しない者は天国と関係ありません。だから再び生まれ変わらなければなりません。


 あす、そういう内容をみんな話して、二日間でそういう内容をはっきり分かることによって、日本から集まった五万人の女性は、神がいよいよ信頼するようになるというのです。今まで自分勝手にしていたので、信頼も何もできないのです。先生の手が届いていなかったのです。この女や男たちが、先生の言うことを日本式にみんな解釈して、でたらめにして、ぺちゃんこにしたのです。先生はずーっと十年前から言っているのです。


 五年以上、戦わないといけないのです。必ずそういう過程を通過するのです。先生が(一九)八八、八九、九〇、九一、九二、九三、六年間、語ってきたことがぺちゃんこになったのです。それを先生が一人で、こういう重大な責任を負うのであって、今は大変な、窮地に立っているのです。


 エバ国の使命の不徹底のために、先生まで困るようになってきたのです。それで先生は四年前にエバ国家が失敗する可能性があることを知って、カナダを第二のエバ国家として選定することを神に宣布したのです。四人の女と日本の男を立てて(宣布)したのです。


 今度のお母様の大会を大々的に歓迎したのがアメリカの国会です。全体が一つになってです。アメリカやカナダでずーっと大会をしたあとに、表彰とか賞杯とかをもらったのが、こんなに一冊の本になっているのです。大変です。全国的になっているのです。日本はぺちゃんこになる反面、カナダはその反対に栄えているのです。日本は雑教国家ですが、カナダはキリスト教文化国家です。六か月も教育すれば、あなたたちに二十年以上教育したより、先立つような人材をつくることができるのです。分かりますか、何の話か?


 だから、英米諸国が失敗することによって、日本が祝福を得たのです。もしも、このように先生が選抜しなかったとすれば、日本は戦争犯罪として、賠償のために四か国に分割されて、今の女、娘たちは涙で月を眺めながら故郷を思いつつ、胸が裂けるような痛みに嘆くことを逃れることができなかったのです。先生がエバ国家として指定したので、日本はこうなったのです。日本が偉いからこうなったのではありません。


 ドイツも、みんな焼け野原になってしまった。そのような日本が、アメリカの助けによってこうなったのです。それから蒋介石の保護によって、日本は弁償を要求されていないのです。それなのに、ある総理は、蒋介石の功労どころではなく、台湾を切って中共と結んだ、その姿勢がよくないのです。


 その後、台湾は統一教会を追放したのですが、それでも先生は台湾を救ってやったのです。レーガン政権の時代にあらゆる問題の背後で援助したことが分かっているので、今度お母様を国家的に、国家全体が国会を動員して、みんなお母様に侍っているのです。国会大演説は、三〇〇〇名の講堂で国を中心とした大会をするようになったのです。そういう面によって、先生に感謝しているのです。だから「為に生きれば」すべてが収まるのです。分かりましたか? (はい)。


 この会場いっぱいに集まった「女さん」たちは聞きなさい。もうこれでおしまいです。この五万人の女たちは今からどこへ行くのかというと、行く所がないのです。韓国に責任を持たなければなりません。日本のために韓国が二つに分かれているのです。アメリカのために韓国が二つに分かれているのです。天使長とエバがアダムを堕落させたことの復帰です、蕩減復帰です。天使長のアメリカとエバが一つになって韓国を統一させなければならないのです。


 それを、自分たちの生命を懸けてなさないというと、日本の国はエバ国家として、アメリカは天使長国家として立つことができません。これは先生が適当に話すことではありません。摂理がそうなっているのです。公式なのです。それを逃れる道はありません、分かりましたか? (はい)。運命的になっているのです。だから、日本がやるのです。今から僑胞に向けて、エバはお腹に入った彼らを生んで一つにしなければ、日本の希望がないのです。


 リベカも、ヤコブとエソウを一つにするために死を覚悟したのです。タマルも、ペレヅとゼラを一つにするために死ぬ覚悟をしたのです。分かりましたか? 国家的基準のエバ国家になるには、すべての六〇〇〇万人が死を覚悟しないといけないのです。分かりましたか? (はい!)。


 なぜ五万人を教育するかというと、六数からアダムをつくりました。そのアダムを危うくしたのが女です。女の基台の上に、アダムを再創造する勝利的基盤をつくらなければならないので、前もって祭壇が必要です。分かりましたか? 女の祭壇です。女によって男を失ったのだから、女を中心として、男を再びつくり変えなければならないのです。だから五万人なのです。六〇〇〇万人を中心として十二数に当たるのです。十二、一二〇。蘇生、長成。一二〇〇は十二の百倍です。この五万人は一二〇〇人に責任を持たなければならないのです。分かりましたか? (はい)。五万人は、六〇〇〇万人を中心として、十二になるのです。十二を蘇生とすれば、十倍、十倍の一二〇、一二〇〇です。それに影響を与えないといけないのです。分かりましたか? (はい)。そういう意味があるので、こんなことをするのです。これを治めなければならないのです。八十日以内にです。


 先生がいなかったらこんなことができますか? これは誰にもできません。なぜ、みんなここへ来たのですか? 先生を見たくて来たのでしょう。再臨の主に会うのが、二〇〇〇年間のキリスト教の希望なのです。財産も、アダムとエバが結婚する前には、アダムとエバの所有の前に神様の所有になるべきです。君たちも祝福される前に、自分の財産を神の所有に回さなければならないのです。サタンの所有になっているのです。それを拘束して所有権を持った場合には、引っかかるのです。先生も、何も持っていません。


 先生の名前で残してはなりません。国の名前で残すのです。先生の名前も(国に)登録しないといけないのです。分かりましたか? 同じ運命なのです。君たちが、緊急の時に再臨の主に負債をさせて、天的な縦的なお父さんに、自分の負債を弁償させるようなことをしてはなりません! 法律的内容が問題ではありません。



日本民族としての使命


 だから、みんながそういうふうにした場合には、共産党にやられるのです。ソビエトがそのままほうってはおかないのです。みんな乗っ取られます。そうなるか、そうならないか見ていなさい。そうでなかったら先生がそういう道を案内してやるかもしれないのです。そうすることが、永遠に追放されて日本がめちゃくちゃになっても、悔い改めて生き返る道があるからです。分かりましたか、何の話か? 文先生は流れていくような者ではないのです。やろうとすれば何でもやります。先生が命令したら何でもできます。


 自分のお金ではないのです。お金は女の所にみんな集まっているのです。そうですね? お金は女の所に入ってくるのです。それをしないと日本は滅びるのです。見ていなさい。めちゃくちゃになるのです。こういうふうにして、先生がつばを吐いて、回れ右した場合には、日本は希望がないのです。先生の苦労した四十年間を、エバ国を立たせて苦労したすべてを、獄中の苦労、四十年間の苦労を、みんなエバ国家が蕩減しないといけないのです。他に抜け出る道はありません。こんな最後の話はしたくないのですが、終わりだから言うのです。分かりましたか? (はい)。


 ここには、でたらめな者がみんな集まっているのです。中間のいろんなだんだら者、みんなでたらめな者が入っているのです。それらが確信を固めて、悔い改めて、本心の道を正当に行かなければならないと警告します。分かりましたか? 先生の話が聞き取れますか? (はい)。聞き取った者は手を挙げてみなさい! (はい)。


 何のことか、分かりますか? これは先生の話ではないのです。原理原則がそうなっているのです。だから血統転換、所有権転換をするのです。心情圏転換は氏族メシヤです。血統転換して、氏族転換、所有権転換をしなければならないのです。みんな避難民になるイスラエル民族と思って、国に帰らなければならないのです。本郷の地です。分かりましたか? 日本の地ではありません。登録とともに、みんな韓国の基地に帰る道があるのです。民族大移動が起こるのです。韓国人であっても反対した者の土地をみな、買って入るのです。反対した者を追放して、逆に入っていくのです。


 それで、正妻が妾みたいになるし、妾が正妻みたいになるのです。分かりますか? (はい)。妾みたいな者が正妻になるし、正妻のようであった者が妾になるのです。そういうことが天地開闢というのです。分かりましたか? こういうことをはっきり分かって、日本に帰ってどこでも堂々と言うのです。そうすることによって、自分を探して、一家族、一国を探して国に帰ることができます。自分一人だけではないのです。真の自分だけではありません。真の家庭、真の氏族、真の国を生かしてあげなければならない、日本民族としての使命があるというのです。こういうような内容をまとめて告げてあげるのです。最後だからこんなことを言うのです、分かりましたか? (はい)。


 これを心に留めて、みんな五万人が火をたいて、釜で御飯を炊くように、みんなが日本全国を蒸すような決意をしなければなりません、四三〇〇名は、四十三数に当たるのです。四三〇〇年と同じです、韓国も四三〇双は四三〇〇数を中心として、四三〇と合うように組んだのです。分かりましたか? (はい)。真の自分を探すということは、自分一人だけではないのです。国を求めて、国を復帰してこなければ、世界に帰る道はありません。サタン圏を越えることができないということです。こういうような結論まで突き詰めて送るのです。分かりましたか? そういう覚悟で今から二日間教育して、日本に帰して、新しく種を蒔くような、そういう生きた実になるように決意しますか? (はい!)。決意する者は両手を挙げて誓いましょう! (はい!)。(拍手)


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